マ・ドンソク制作&主演の人気映画「犯罪都市 PUNISHMENT」絶賛公開中!〝マブリー〟オリジナルインタビューが到着
韓国で大人気の映画「犯罪都市」シリーズ第3弾「犯罪都市 NO WAY OUT」が、今年2月に日本へ上陸するとともに、同作の制作と主演を務めるマ・ドンソクが来日。多くのファンから愛称の〝マブリー〟(マ・ドンソクとラブリーを合わせた造語)と呼ばれ、声援を受けた。
そんな人気シリーズの第4弾となる「犯罪都市 PUNISHMENT」が、日本で絶賛公開中だ。
多忙を極めるマ・ドンソクの来日は、今回は残念ながらかなわなかったが、メールインタビューに応じてくれた。
――シリーズ作品は〝前作を超える面白さ〟というハードルがあると思います。「犯罪都市 PUNISHMENT」の制作にあたり、最も気を配った点はどこですか?
マ・ドンソク:「犯罪都市 PUNISHMENT」は、より多くの観客に楽しんでいただけるよう、エンターテインメントにフォーカスを合わせました。〝勧善懲悪〟というメッセージ性は保ちつつも、その中で変化を加えなければ、退屈になると思ったからです。シリーズを追う毎に、期待や好意を寄せてくださる方は確かに増えていくと思いますが、欠点を語る方も出てくるはずです。なので、その点に変化をつけながら魅力的に作ろうと、常に努めています。
――笑えるシーンが、これまで以上に多かったように感じました
マ・ドンソク:「笑い」 の99%は、私が全て書き下ろしています。まず必要な「笑い」を書き下ろした後に、つまらないものを省いて整理し、皆が集まった場でチェックを受けます。スタッフや俳優は世代が異なるので、世代別にリアクションをチェックするんです。全員を満足させることはできないので、確率的に判断してストーリーに盛り込みました。
――ヴィラン(悪役)のキム・ムヨルさん演じるペク・チャンギを、あえて一言で表現するなら、どんなキーワードでしょうか
マ・ドンソク:ペク・チャンギのキャラクターは、まるで〝黒ヒョウ〟です。アクションに無駄がなく、シャープでスピード感があります。着ている衣装も暗めですね。実際に、キム・ムヨルさんのアクションから、黒ヒョウのような印象をたくさん受けました。
――マ・ドンソクさんとキム・ムヨルさんは、映画「悪人伝」(2019年)では本作と役柄が逆転しています。マ・ドンソクさんはこの状況について、何か思うことはありますか?
マ・ドンソク:今回のヴィラン〝ペク・チャンギ〟は、アクションそのものの難度が高く、危険でハイレベルです。そのため、運動ができて、その経験(作品)があり、体を使える人が務めるべきだと思いました。そして、すかさず俳優キム・ムヨルさんが思い浮かびました。キム・ムヨルさんは演技力もすばらしく、人柄も良くて、「悪人伝」 での共演後、ぜひまた作品でご一緒したいと思っていました。再共演は本当にうれしかったですし、やはり呼吸もよく合いました。
――現実世界でも、劇中のように犯罪がどんどん複雑になっていきます。マ・ソクト刑事はどう感じていると思いますか
マ・ドンソク:マ・ソクトは、複雑な現実の中で最善を尽くし、自分ならではのやり方で、正義を実現するために努力するでしょう。「悪い奴らは、ただ捕まえる」という考えで、手段と方法を選ばず捕まえようとするはずです。ますます進化する犯罪手口によって、マ・ソクトもさらに聡明になり、さまざまな捜査手法をもって、刑事としても進化しつつあります。
――パク・ジファンさん演じるチャン・イスが、愛らしくも切ない最後でした。今後もチャン・イスが登場する可能性はありますか、その時は再び、マ刑事に巻き込まれてしまうのでしょうか
マ・ドンソク:あらゆることに、可能性を残し考慮しています。チャン・イスは、マ・ソクトとの呼吸がぴったりなキャラクターの一人です。チャン・イスのキャラクター性と次の「犯罪都市」シリーズの息が合えば、可能なことです。いつかはチャン・イスとチョロン(「犯罪都市 NO WAY OUT」に登場し、強烈なインパクトを残した。演じたのは俳優コ・ギュピル)が共演しても、面白そうですね。
――最後に、日本の映画ファンへメッセージをお願いします。
マ・ドンソク:こんにちは。「犯罪都市 PUNISHMENT」のマ・ドンソクです。2月の訪日以降、仕事に勤しんでいます。皆さん、元気にお過ごしでしょうか? 最近、地震が多発していると聞き、とても心配しています。いつもお元気で、またすぐにお伺いできる日を心待ちにしています。
「犯罪都市 PUNISHMENT」
新宿ピカデリーほか、全国公開中
2024年/韓国/カラー/シネマスコープ/5.1ch/原題:범죄도시4/英題:The Roundup: Punishment/109分/PG-12/字幕翻訳:根本理恵
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配給:ハピネットファントム・スタジオ
(よろず~ニュース・椎 美雪)