目の疲れがMAXの現代人に、聴いて楽しむ「オーディオブック」のススメ。老眼の人やながらで時短したい人にも!
目からの情報が多すぎて疲弊している今、スマホで手軽に本を音で楽しめる「オーディオブック」の利用が急増しています。家事やウォーキング、運転などのちょっとした時間に「ながら聴き」ができ、読書に割く時間が取れない人でも利用しやすいのが人気の理由のようです。
* * * * * * *
「ながら」で楽しめるのが魅力
オーディオブックとは、ナレーターや声優による本の朗読音声をスマホなどで聴くことができるサービスのことです。作品によっては効果音も挿入されていて、感情のこもったナレーションと合わせて聴くことで、まるで映画のような臨場感が味わえます。
オーディオブックは目や手を使わずに本を楽しむことができ、他の作業と並行して「ながら聴き」も可能なことから、次のような人におすすめです。
・加齢により活字を追うのが難しい人
・活字に抵抗がある人
・家事や育児、仕事などで忙しく、なかなか読書の時間が取れない人
・効率的に読書したい人
主なオーディオブックサービスは、Amazonが提供する「Audible(オーディブル)」とオトバンクが提供する「audiobook.jp」の2つです。いずれも作品の単品購入が可能ですが、月額料金を支払うことにより聴き放題になるサービスも提供されています。
あらかじめ聴きたい作品が決まっているなら単品購入、著者やジャンル関係なしにたくさんの作品に触れたいなら、聴き放題サービスに登録するとよいでしょう。
Audibleの詳細はこちら
audiobook.jpの詳細はこちら
『三浦しをん「住む世界が違う者同士の関係性が、私にとっての“萌え”。何らかの出会いを通して、人は変われるはずだと信じたい」』はこちら
「活字では読めない本」に触れるきっかけにも
オーディオブックは小説やビジネス書、参考書などさまざまなジャンルに対応しています。
自分の好みに合った作品を選んで聴くのもよいですが、あえて難しい作品や興味のないジャンルの作品を聴いてみるのも面白いかもしれません。
活字の本の場合、難しい作品や興味のないジャンルの作品だと目が滑ってしまい、なかなか読み進められなかったり、読み終えられずに本棚の肥やしになってしまったりするものです。
一方、オーディオブックなら再生停止しない限り強制的に話が進んでいくので、ペースを落とすことなく最後まで聴けます。
そのため、とりあえず「ながら聴き」をしているうちに、だんだんと内容に引き込まれていくことも。
これまで触れてこなかった作品を聴くことで、新たな好みが見つかるかもしれません。
「紙の書籍と電子書籍、買うならどっち?紙は汚損・紛失のリスク、電子は操作性の問題などがあり一長一短。それぞれのメリット・デメリットは」はこちら
基本的な楽しみ方と注意点
オーディオブックは、次のようなシーンでよく利用されています。
・掃除や料理など、家事をしながら
・通勤時や通学時の電車の中で
・ウォーキングやランニング、筋トレなどの運動中に
・車の運転中に ※Audibleとaudiobook.jpには「ドライブモード」が搭載されていて、運転中でもスマホに触れずに聴くことができます。
・就寝前の睡眠導入音声として ※Audibleとaudiobook.jpには就寝時の流し聴きに便利な「タイマー機能」が搭載されていて、設定した時間が経過すると自動的に再生が停止されるようになっています。
ハンズフリーでながら聴きするなら、ワイヤレスイヤホンやスピーカーを使うのがおすすめです。
また、オーディオブックを利用する際は以下のデメリットも把握しておきましょう。
・聴き逃したときに巻き戻す手間がかかる
・作品によってはオーディオブック化されていない場合がある
・図や表、挿絵が見られない ※別途PDF形式などの資料が付属していて見られる場合もあります。
・飛ばし読みができない
・メモやマーキングができない
この他、古典や近代文学などをオーディオブックで聴く際も注意が必要です。現代では聞きなじみのない言葉が使用されていることが多く、音声情報だけでは意味をよく理解できない可能性があります。
『聞こえづらさを感じたら補聴器の検討を!「筋肉貯金」「手間貯金」「耳年齢貯金」とは?聞こえにいいレシピもご紹介』はこちら