のん『伊丹十三賞』受賞 事務所社長の手腕評価で期待されるSTARTO社タレントの紅白出場

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女優で歌手の、のん(31)が『第16回 伊丹十三賞』を受賞。9月6日の贈呈式に登壇し、

「のんになるときに大事にしていたのは、自分を信じること。持っているものが死なないようにしたい思いが強くて」

「妥協できなくて、やりたかったと思える表現の積み重ねで今がある」

などと喜びを語った。式にはNHK連続テレビ小説『あまちゃん』で祖母役を演じた宮本信子(79)がビデオメッセージで登場。

「長い、長い苦しい時間、道を耐えて頑張った。バネにして強く大きく成長した」

のんが前所属事務所と揉め、その結果、芸能界から長く遠ざかることになってしまった日々の苦労を思い、彼女を労い祝福した。

のんが証明した“福田イズム”

「実は、のんが前の所属事務所と揉めた際にも、小泉今日子(58)や渡辺えり(69)、そして宮本信子ら『あまちゃん』で共演した女優たちが彼女を支え続けてきたのです。今回の受賞を彼女たちが喜んだのは想像に難くありませんが、それ以上に一番歓喜したのは、所属事務所『スピーディ』の福田淳社長(59)ではないでしょうか。

当時、業界から完全に干されたのんを、ここまで復活させた手腕は評価されるべきものがあります。彼女が贈呈式で語った言葉は、まさに“福田イズム”を象徴していると言えるでしょう。ただ、いまだ地上波のドラマ出演は叶っておらず、彼女も福田氏も、まだ“道半ば”なのです」(スポーツ紙デスク)

ただ福田氏も、のんばかりに集中できないという立場でもある。現在は『STARTO ENTERTAINMENT』(以下、STARTO社)の社長を兼任する立場だ。始動してわずか半年だが、所属タレントの結婚ラッシュや熱愛報道が相次いでいる。

「これに一部のファンはストレスを溜めているようです。結婚報告や熱愛スクープが続いたのは、自由で風通しのいい社風を、所属タレントたちがいいように捉えた結果なのではないかという声もありますから」(旧ジャニーズ担当のスポーツ紙記者)

福田氏がSTARTO社の社長としてタレントを引き受けたが、ファンの間では、「これといった実績をまだ残せてはいないのでは」という言い分もあるようだ。

Snow Manの紅白出場の可能性は?

「のんと変わらず、情熱をもって全てのタレントについてしっかり考えています。ただ、彼一人だけでは目配り、気配りは難しい。人員を増やすなど、慌てずにしっかり目標を立ててやっていると聞きました」

そう語るのは、長年、福田氏を知る音楽関係者である。

「のん一人をここまで復活させるのに、これだけ時間がかかったのです。それに比べSTARTO社には多くのグループ、タレントがいます。当然、人的パワーも時間も必要になります。もう少し長い目で見れば、必ず結果がついてくるでしょう」

ただ、ファンにとっては応援するアイドルの結果が早急に欲しいのも確か。そこで、やはり気になるのが、『NHK紅白歌合戦』出場の可能性だ。

「昨年、NHKは旧ジャニーズのタレントをゼロにしました。今年どんな判断を下すか、まだ状況は見えてきません。ただ、活動を再開した氷川きよし(47)は当然復活するでしょうし、台頭している若手演歌勢も今年は数組、初出演するのではないかといわれています。STARTO社では唯一、CDの売上が3桁の『Snow Man』の紅白復帰があるのか否かです。彼らが出場となると、そこから一気に活動が活発化する可能性は十分にあります」(前出・音楽関係者)

STARTO社に前述したようなファンの声や今後の活動について問い合わせると、次のような回答を得られた。

「のんが所属するスピーディ社と、STARTO ENTERTAINMENT社は全く別の会社ですので、コメントは差し控えさせて頂きます。どちらも、各自プロフェッショナルとして頑張っておりますので、引き続き応援いただけますと幸いです」

ここから、福田氏の手腕に注目だ──。