アイ・オー・データ機器は9月25日、Mini LED採用の27型液晶ディスプレイ「LCD-LDQ271JAB」を発表した。広色域パネルを採用し、DCI-P3のカバー率を99%とした。180Hzの高リフレッシュレートで、ゲームの没入感も高まる。価格はオープンで、直販サイト「アイオープラザ」での価格は64,900円。10月上旬より発売する。

Mini LED採用でDCI-P3カバー率99%の27型液晶ディスプレイ「LCD-LDQ271JAB」

最大180Hzの高リフレッシュレートに対応する27型液晶ディスプレイ。解像度は2,560×1,440ドットで、広視野角のAHVAパネルを採用。可変リフレッシュレート技術に対応し、AdaptiveSyncとNVIDIAのG-SYNC Compatibleの認定を受けている。

ベゼルはかなり細い

縦表示にも対応する

バックライトに、通常のLEDよりも小さいMini LEDを高密度で配置。これにより明部をより明るく、暗部をより暗くでき、メリハリのある表現を可能とした。576ZONEでのローカルディミングにも対応し、バックライトの明るさを局所的に調整可能。明部/暗部の境をきめ細やかに表現できるようになっている。

Quantum dot(量子ドット)技術を採用し、色域はDCI-P3 99%、Adobe RGB 98%、sRGB 99%をカバー。色再現性に優れるので、クリエイターの編集環境にも使える。ガンマ2.2での出力にも対応するので、Apple製品が採用している「Display P3」に近い表現も可能だ。DisplayHDR 1000も取得しており、HDR対応のゲームや映像をダイナミックかつ高画質に表示できる。

そのほかの機能として、暗いシーンをより鮮明に表示する「Night Clear Vision」、映像にメリハリをつけ鮮やかに表現する「エンハンストカラー」、低解像度の画像を鮮明に表示する「超解像技術」、黄色味を抑えながらブルーライトを低減する「ブルーリダクション2」などを搭載。輝点が1つでもあった場合、購入から1カ月以内であれば交換可能な「無輝点保証」にも対応する。

高性能スタンドを備え、少ない力で上下や回転の調整が可能

背面。スピーカーは搭載しない

主な仕様は、視野角が上下/左右ともに178度、ピーク輝度が1,000cd/平方メートル(HDR表示時)、コントラスト比が1,000:1(ローカルディミング有効時/HDR有効時は最大2,000,000:1)、応答速度が1ms(180Hz/オーバードライブレベル3設定時)。映像入力インタフェースはHDMI×2、DisplayPort×1。

スタンドはワンタッチリリースにより簡単に取り外せる設計で、上20度 / 下5度のチルト、左右45度のスイーベル、120mmの高さ、左右90度のピボットが可能。VESAマウント規格は100×100mm、スピーカーは非搭載。本体サイズは約W614×D194×H409〜529mm、重さは約6.1kg(スタンドあり)。

端子類や操作ボタンは下向きに搭載する

電源はACアダプターを用いる