「まだ何も話していない」、ソン・フンミンがスパーズとの延長交渉に言及「今年の戦いに完全に集中している」

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トッテナムの韓国代表FWソン・フンミン(32)が、クラブとの延長交渉について言及した。イギリス『フットボール・ロンドン』が伝えている。

2015年にレバークーゼンから加入して以降、ここまで公式戦414試合164ゴール86アシストと傑出した数字を残す韓国代表。在籍期間にはアジア人史上初のプレミアリーグ得点王に輝き、現在はキャプテンを務めるなどスパーズを代表とする選手となっている。

ただ、現行契約は今シーズン終了までとなっており、クラブサイド保有の1年の延長オプションはあるものの、ここにきて移籍の可能性が取り沙汰されるなど去就に注目が集まっている。

そのスパーズのキャプテンは25日、翌日に行われるヨーロッパリーグのカラバフ戦に向けた前日会見の場で自身の去就に言及。

「まだ何も話していない」と現時点で交渉が行われていないことを明かした一方、個人としてはチームと共に初タイトル獲得へ完全に集中していると主張した。

「僕にとっては、それはとても明白だ。今シーズンに非常に集中している。この年齢では、毎秒が目標のようなものなんだ。特に今シーズンは、多くの大会に出場しているし、このことにさらに気を配っているように感じる」

「僕は今年の戦いに完全に集中していて、クラブの全員、プレーヤー、周りの全員が値するものを勝ち取りたいだけだ。それがいま自分が取り組んでいることだ。将来何が起こるかはわからないけど、このクラブのためにすべてを捧げる。もう10年近く経ち、すべてを捧げているからね。僕にはまだクラブとの契約があり、それはとても重要なことだし、契約が切れるまで全力を尽くしたい」

契約に関する自身の考えを明確に語ったソン・フンミンは、ここ最近になって多くの選手や監督が言及する、試合数の増加による現場サイドの心身に渡る大きな負担の問題についても持論を展開。

「僕らはロボットではない」と、マンチェスター・シティのスペイン代表MFロドリらに同調する形で、フットボール界に対して是正を求めた。

「多くのプレーヤーが出て来て、正しいことを言ってくれた。それはとても重要だったと思う。試合数は間違いなく多い。フットボールファンとしては、できるだけ多くの試合ではなく、質の高い試合を見たいもの。プレーヤーがケガに苦しんでいるのを見たくないはずだ」

「試合数も多く、移動も多い。僕らは自分の面倒を見なければならないけど、それは時にはとても大変なことなんだ。精神的にも肉体的にも準備ができていない状態でピッチに立つと、ケガのリスクが非常に高くなる」

「僕らはロボットではないし、その点に気を配り、試合数を減らし、より質の高い試合をすることが目標になると思う」

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