大谷53号キャッチ→客席でヒーローに 22歳タイヤ整備士が争奪戦勝利「勝ったぜ！売りたくない」
大谷翔平53号を捕ったファンはタイヤ整備士
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は22日（日本時間23日）、本拠地ロッキーズ戦に「1番・DH」で出場し、9回に2試合ぶりとなる右中間への同点53号ソロを放った。続くベッツの19号ソロで6-5のサヨナラ勝ち。大谷の53号をキャッチした米ファンは写真攻めにあい、一躍客席のスターになっていた。
右中間席は1メートル先にも声が届かないほど大熱狂していた。4-5の9回先頭。大谷は右腕ハルボーセンの低めスプリットをかっ飛ばした。大飛球が迫る外野席は早くも大興奮。53号ボールが着弾すると、争奪戦が始まった。勝ち抜いたのは22歳のジョシュアさん。周囲のファンから肩を叩かれ、祝福の嵐だった。
THE ANSWERの取材に応じたジョシュアさんは「興奮しているよ！ 勝ったぜ！ 最高だ！」と絶叫。「ボールが飛んできて、チャンスがありそうだったから跳び上がってキャッチしたんだ！」。普段はタイヤの整備士を務め、この日はベーカーズフィールドの自宅から車で2時間をかけてドジャース戦を見届けた。
50号のメモリアル球は7000万円以上の価値があると米メディアに報じられたが、今回も相当なはず。しかし、ジョシュアさんは「キープするよ。大のドジャースファンだから売りたくないね」と即答した。大好きな球団のヒーローについて「彼はアメージングだ！」と虜に。自身も右翼席で他のファンから写真攻めにあうなど、一躍ヒーローになっていた。
大谷は5打数4安打、2盗塁2得点で自身の最多記録をまたも更新する「53本塁打＆55盗塁」に。128得点は2001年イチローの日本人最多記録127を更新した。
（THE ANSWER編集部）
