台湾人の夏休みのツアー旅行、3人に1人が日本へ―台湾メディア
2024年9月19日、台湾メディアのCTWANTは今年の夏休みシーズンに海外旅行をした台湾人のおよそ3人に1人が日本旅行を選んだことが調査によって明らかになったと報じた。
記事は、雄獅、可楽旅遊の台湾大手旅行会社2社による協力の下、今年の夏休み期間の人気海外旅行先を調査したところ、海外ツアー客のおよそ3人に1人が日本旅行を選んでいたことが分かったと紹介。円安による相対的な物価の安さと、数が多く新陳代謝が頻繁なテーマパークや各施設が大きな魅力となっており、親子による海外旅行の第一選択になったと伝えた。
また、海外ツアーの目的地ランキングトップ5が京阪神、沖縄、オーストリア・チェコ、九州、東京で、日本が四つを占める結果になったこと、雄獅の海外ツアー数に占める日本ツアーの割合が4割近くに達したことも併せて紹介した。
その上で、京阪神が最も人気の目的地となったことについて、雄獅メディアマネジメント部のチーフマネジャーが「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の存在が大きい。2021年にオープンしたスーパー・ニンテンドー・ワールドが人気を保ち続けており、特に親子ツアーで喜ばれている」と分析するとともに、東京についても今年6月にオープンした東京ディズニーシーの新エリア「ファンタジースプリングス」が人気を集めていると紹介したことを伝えた。
記事はさらに、かつてネット上で「台湾人だらけ」と形容された沖縄も人気が高いとし、台湾から飛行機に乗って1時間半で行け、旅程が4日間で十分楽しめることから価格面でも競争力がある上、台北、台中、台南のいずれからも出発できる点も魅力だと説明。今年台湾を母港とするクルーズ船航路も約8割が沖縄に停泊しており、ツアーに限らず自由旅行やクルーズ旅行でも沖縄は高い人気を誇っているとした。(編集・翻訳/川尻)