ガーディアンズのエマニュエル・クラセ【写真:ロイター】

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ガーディアンズの守護神が投じたカットボールに驚き

 米大リーグで誕生した“魔球”が衝撃を与えている。ガーディアンズの守護神エマニュエル・クラセ投手が投じた101.5マイル(約163.3キロ)のカットボールを米投球分析家が紹介。打者がまったく手を出せない驚異の一球に「なんてこった」「ボールになることを願うしかない」「見えない」と唖然とした声が上がっている。

 打者は何もすることができなかった。15日(日本時間16日)の本拠地レイズ戦。2-0の9回に登板した守護神のクラセは3人でピシャリと抑え、メジャートップの45セーブ目を挙げた。驚きは最後の打者モレルへの1球。カウント1-2からの4球目、右打者の膝元に投じられたカットボールは101.5マイルを記録しながらクッと変化し、ストライクゾーンへ。モレルは手も足も出ず、見逃し三振となった。

 163キロなのに変化する魔球の映像を米投球分析家のロブ・フリードマン氏がXに公開。「この102マイルのカッターに対して、一体どうすりゃいいんだ??!!」と仰天した様子で記した。米ファンも「なんてこった」「ボールになることを願うしかない」「見えない」「祈るだけ」「これはエグイ」「泣く」「目を閉じてスイングするだけ」「これは常軌を逸してる」と唖然とした声を上げた。

 クラセは15日終了時点で68試合に登板。68回1/3回を投げ、自責点はわずか5。驚異の防御率0.66を記録しており、救援投手ながらサイ・ヤング賞候補に挙げる声も少なくない。

(THE ANSWER編集部)