大谷翔平らMVPトリオを“解体” ド軍に新打線構想…指揮官ニヤリ「戦略的な動きだ」
ロバーツ監督「相手監督に少しだけタフな判断を迫らせることができる」
【MLB】ブレーブス ー ドジャース(日本時間17日・アトランタ)
ドジャースに新打線構想が固まりつつある。通算71勝左腕マックス・フリードと対戦した16日(日本時間17日)の敵地・ブレーブス戦では、不動だった大谷翔平、ベッツ、フリーマンのMVPトリオの上位打線にテオスカー・ヘルナンデスを3番に。従来の左打者、右打者を交互に並べるジグザグ打線から変化を加え、ポストシーズンへ臨むつもりだ。
今季17勝の左腕セールと対戦した14日(同15日)も大谷、ベッツ、T・ヘルナンデス、フリーマンの並びだった。右打者を2人並べたことについて、ロバーツ監督は「戦略的な動きだ。相手監督に少しだけタフな判断を迫らせることができる。ショウヘイとフレディ(フリーマン)の被害を最小限に止めるために、左投手を大量に登録するだろう」とニヤリ。
開幕からフリーマンは主に3番スタメンだった。4番起用が増えるかとの問いかけに、ロバーツ監督は「今後は多くの左投手と対戦するわけではないけど、うん。そうだろうね」と、うなずいた。
ロバーツ監督はポストシーズンでの先発投手の起用法についても言及。ポストシーズンでは中4日で回すことも検討しているが、慣れない山本は別だ。「どうすればベストでキレのある状態で準備させられるかを第1に模索しないといけない。2つ目は、どうやって(空いた)穴を埋めるか。(山本は)通常の間隔で、短い間隔(中4日)を投げられる4人を入れればいい」と中5日以上を空ける方針だ。
レギュラーシーズンも残り半月。百戦錬磨のロバーツ監督は勝負の10月への必勝策も練っている。(小谷真弥 / Masaya Kotani)