8回に3号ソロを放ち、ナインらに出迎えられる野口

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 「ウエスタン、ソフトバンク4−1阪神」(16日、タマホームスタジアム筑後)

 阪神は野口の本塁打の1得点のみとし、本塁が遠く3点差を詰めることができなかった。

 4点差の八回2死。野口が8日のウエスタン・オリックス戦(安芸)以来の3号ソロで完封負けを阻止。六回1死にも左翼へフェンス直撃の二塁打を放つなど、マルチ安打をマークして躍動した。

 先発の伊藤将は6回7安打2失点。四回、五回と安打と失策が絡んで得点を許した。それでも六回は2死満塁のピンチは、この日2安打を記録したダウンズを空振り三振に斬って粘投した。

 和田2軍監督の一問一答は以下の通り。

 −チームの安打が出ない中、野口が本塁打。

 「最初のツーベースもね、今日は、だけど非常に鋭い振りというか、あいつの場合は技術よりもやっぱりスタミナ。連戦が続いたり、週末になると…ちょっと休ますとまた元気になって、今日みたいな、そういうのできるようになる。ちょっと体力を頑張ってつけないと。それと狙い球っていうかね、どうしても特に得点圏だとなんでもかんでも振ってしまうっていうようなところがあるんで、そこら辺のところ、1軍に上がってそういう経験をして帰ってきたんで、こっち(2軍)で試してみるっていうのはすごく大事になってくるんで。やっぱそこら辺の振るだけじゃなくてね、考え方とかそういうものをもう一回しっかりこっち(2軍)で作って、しっかり持ってもう一回ね、1軍にチャレンジするっていうそれが大事じゃないかな」

 −先発した伊藤将は初回から苦しんだ。

 「うん、でも粘り強く投げられたんじゃないかな。ちょっと守備が足引っ張って、打順の巡りが悪くてね。ここで終わってればなっていうところで、もう1人いっちゃうからどうしても1番から始まってっていうところなんで。将司も1つ弾いたけど、そういうところのね、ここで止めてると次の回楽なのにっていう、打順がちょっときつくなっちゃったかな、1つ多くてね。だけどランナーを背負いながらも粘り強く投げられたね。球は悪くなかった」

 −ベタンセスはまとまってきている。

 「まとまればいいっていうもんではないけど、やっぱりアウトは取ってるけど芯を食ってるからね、相手もね。そこら辺のところ、ストライクは取れるんだけど、もう少し細かいコントロールを作ってというか身につけないと。球威だけではね、今もう特にパリーグのバッターは150キキロ超えても、甘い球は普通に打ち返してくるんで。今日も追い込んでからがちょっと甘いゾーンにいってしまってるんで。スピードが出るし、スライダーのキレもそれなりのものがあるんだけど、もう少しコントロールできるようになってくると、1つ上のレベルで野球ができると思うんでね。そこら辺のところはまだ勉強中なんで。今日くらい3点ビハインドという時には普通に投げてるけど、これが接戦の1点リード、ビハインド、同点っていうところで、今日みたいなピッチングができるように頑張っていかないといけないね」

 −明日の先発は。

 「マルティネス」