年々ルールやシステムが進化し続けている東京ディズニーリゾート。ここでは、パークへのお出かけを100%楽しむために避けるべき「NG行動」と、押さえておくべきポイントをご紹介します。ちょっとの時間と手間を惜しまず情報を入手したり、手配をすれば、なにもしなかった場合と比べて何倍もの楽しさと感動が手に入ります! 教えてくれたのは、『すっきりわかる東京ディズニーランド&シー最強MAP&攻略ワザ 2025年版』 (扶桑社)でも東京ディズニーリゾートの裏ワザや上手な回り方を紹介している、最強MAP&攻略ワザ調査隊のみなさんです。

NG行動1:当日券で入園しようとする

入園チケットの予約は必須

感染症拡大防止の観点からパーク入場者数が劇的に絞られ、チケットブースでの販売も中止。その後、パークチケット販売は基本的にアプリ&オンライン上のクレジット決済による事前購入となり、一部のパスポートも販売中止となっています。

パーク公式サイトやアプリで購入方法を必ずチェックしましょう!

NG行動2:新エリアに条件を満たさず入場しようとする

新エリア入場には条件あり

新設エリア「ファンタジースプリングス」に入るには条件が。基本的にはエリア内にあるアトラクションの「スタンバイパス」か「ディズニー・プレミアアクセス」を取得したゲストのみが対象となっています。

ほかのエリアのように自由に入場できないので、計画を立てるときは注意しましょう。

ディズニープレミアアクセスって?

ディズニープレミアアクセス」は、以前に発券されていたが終了した「ファストパス」(無料)の有料版ともいえるシステム。アトラクション利用やショー鑑賞を効率的に体験することができます。略して「ディーピーエー(DPA)」と呼ぶことも。

対象は超人気アトラクションとパレードやショーで、アトラクションならば専用のルートがあり、たとえば2時間待ちの列を10分に短縮できるのも普通のこと。ショーやパレードは用意された専用エリアからストレスなく鑑賞できます。

取得には、パーク入園後に東京ディズニーリゾートの公式アプリを開き、「DPA」のロゴマークをタップして、画面の指示に従います。時間指定ができますが、発行数には限りがあるので早いもの勝ち!

NG行動3:ファストパスでアトラクションに乗ろうとする

ファストパスはなくなりました!

パークでのアトラクション攻略の鍵はファストパス(FP)が常識でしたが、2020年春以降、休止中のまま2023年6月に終了が発表されました。

ところが2023年7月に「40周年記念プライオリティパス」という、ほぼFPに近いシステムが導入! 以下をご参照のうえ、有効に活用してくださいね。

●プライオリティパスって?

正式名称は「東京ディズニーリゾート40周年記念プライオリティパス」。かつての終了したファストパスとほぼ同じで、人気アトラクションに並ぶ時間を短縮できるパスです。

パーク入園後に東京ディズニーリゾートの公式アプリを開き、「40周年記念プライオリティパス」のマークをタップし、画面の指示に従い取得。1日の発行数は限りがあり、時間帯を選択することもできないのでご注意ください。

申し込み順に早い時間からなくなっていきますので、お目当ての施設があれば、入園後とにかく速攻で取得するのがおすすめ。

NG行動4:キャラクターとの写真を並んで撮ろうとする

「エントリー受付」が必要

2024年8月中旬現在、一部のゲストが多く集まるショーやグリーティングの施設や会場では、直接訪れても入場や体験ができず、列に並ぶこともできません。

これらの該当施設に鑑賞のために入場したり、プログラムなどを体験するには「エントリー受付」というルールに従った申し込みが必要なんです。

●エントリー受付って?

2020年9月にオープンした新アトラクションやグリーティング施設を体験するために登場した抽選制の新ルール(システム)。現在はショーやグリーティングが対象です。

以前もパークでは、ショー鑑賞などの入場方式として、抽選会場に設置の専用機を利用した抽選がありましたが、現在はスマホのアプリを利用して申し込む「エントリー受付」のシステムに移行。

利用には「東京ディズニーリゾート・アプリ」を開き、「エントリー受付」マークをタップ。その後は表示される選択に従って進めば完了です。

申し込みは1つの施設で1日1回のみ。当選でない場合(落選)は「予約を手配できませんでした」と表示されます。

当選の場合は、指定された時間に目的の施設に行き、アプリの「プラン」から「パス表示」をタップ。表示された二次元コードを施設の機械にかざすかキャストに提示します。その後、キャストの指示により入場!

「プライオリティパス」は先着順で順番に利用できる時間帯が与えられますが、「エントリー受付」はゲストが選ぶ希望時間帯ごとの抽選制です。

NG行動5:ショップやレストランの予約をしない

「スタンバイパス」が必要

新型コロナウイルスの感染が始まる以前、パークのほとんどの施設は休止中でもなければ、どれだけ列が長くなっても並んで待つ(スタンバイ)ことができました。

しかし、現在は混雑状況によって一部のショップやレストランなどは勝手に並ぶことができません。並ぶにも「スタンバイパス」の取得が必要な場合があるんです。

●スタンバイパスって?

新エリア「ファンタジースプリングス」のアトラクション入場や一部のレストラン、ショップなど、目的の施設に入場したい人が施設に並ぶときに必要なもの。一種の入場整理券のようなものでアプリから申し込みます。

対象施設は時期により増減し、対象であってもその日の状況により発行が除外される日や時間帯もあります。申し込み可能な時間はケースバイケースで、人気の施設は午前中や昼前後に発行終了となることも。

利用には、「東京ディズニーリゾート・アプリ」を開き「スタンバイパス」をタップ。その後、利用パークチケットの選択、希望施設と時間帯の選択など、順にアプリの指示に従って取得。

利用可能な時間になると二次元コードが表示されるので、施設のキャストに提示すればOKです。

「エントリー受付」は時間帯の指定があり、なおかつ抽選。「スタンバイパス」は発行中の表示があれば確実に取得できます。