不衛生なラブホに衝撃!「コップは水道水で流すだけ。消毒済みなんて全くの嘘」清掃スタッフが告白

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昨今は国内ホテルでもトコジラミ対策を強化するなど、衛生管理に厳しい目を向けられている。そんななか、ラブホテルを利用したことのある人が見たら驚愕する情報が編集部に寄せられた。

中国地方に住む50代女性はラブホで清掃の仕事をしていたことがある。そこで見た光景は……

「ガラスコップは室内の洗面所で、水道水でシャシャーと流すだけ。洗剤はなしです。それなのに消毒済みと書かれた紙のカバーを被せていました。お風呂は使用済みのバスタオルを使い拭くだけで……」

という清潔とは言い難いものだった。女性に詳しく話を聞いたところ、衝撃的なエピソードが次々と飛び出してきた。(文:天音琴葉)

タオルは「水も洗剤ももったいないから」と洗濯機を5分回すだけ

温泉街のラブホでパートをするようになった経緯を女性は次のように話す。

「今から9年前、子どもが仲良くしていた近所に住むお母さんから『働かない?』と声をかけられたのがきっかけでした。彼女は3年間そこで働いていたそうです。私はそれまでホテル清掃の仕事はしたことがありませんでしたが、家から自転車で行ける距離だったし、パートでしたから迷わずにOKを出し働きました」

客室は約20室あり、清掃はスタッフ2人で一部屋につき20分くらいかけて行っていた。清掃スタッフは女性のほかに古株の高齢女性だけだった。女性が入った直後にはもう1人いたが辞めたことから、その補充として雇われたようだ。

この先輩スタッフは経営者の妻と仲が良く、言うことを聞かないと告げ口をされ、2人から延々と説教されたという女性。職場で先輩に従うのは当然であるが、前述の通り、従うのを躊躇するような指示を出してきたなら話は別だ。

「コップの洗い方にはびっくりしました。熱湯消毒でもするかなぁと考えていたので……。櫛も使い捨てのものではありませんでした。コップと同様に水で流して消毒済みの紙を被せるだけです。使うお客様が気の毒と思いました」

女性が驚いたのはこれだけではない。洗濯も適当だった。

「シーツや枕カバーは業者が引き取りに来ますが、バスタオルやフェイスタオルは二層式の洗濯機で5分ほど回すだけでした。洗濯用の洗剤や柔軟剤はディスカウントショップに売っている安物でした」

生乾きを防ぐため乾燥機に入れていたものの、洗濯時間が5分では汚れは落ちていなかったのではないだろうか。疑問を持った女性に対し、先輩スタッフは「水も洗剤ももったいないから」と言い放ったのだった。衛生管理が全くなっていなかった。

タバコや男女の匂いが頭から爪先までつき…→帰宅すると玄関で服を脱ぎ風呂場へ直行

この女性にはほかにも清掃で嫌だったことがあった。

「客室の換気扇の吸い込みが悪く、掃除中にタバコや男女の匂いが頭から爪先までついてしまうことが嫌でした。帰ったら玄関で服を脱ぎ、そのままお風呂に直行でした」

働き始めてから5日目、ついに辞める決意をした出来事が起きた。件の高齢女性スタッフと2人でベッドのシーツ交換をしていたときだった。

女性はつい、「こうした方が……」と口を出してしまった。すると先輩スタッフは一瞬、驚いた顔をしたあと、「私の言うことが気に入らないわけ?あんたに指図されるなんてむかつく!何様?」と責め立ててきたのだった。そのときの心境を女性は次のように振り返った。

「案を言っただけなのにブチブチ言われるとは思ってもいませんでした。そのあと私は、『はいはいよーくわかりました。あなたの言うことは世界一正しいです。すみませんでしたー』と言い返したら、『奥さんに言うよ』と言われましたが即行で帰りました。彼女の言うことをすべて聞かないといけない職場なんて嫌ですから」

すると案の定、女性の元に経営者の妻から電話がかかってきたのだった。

「誰か知らない番号だったから、どちら様ですか? と聞いたら奥さんで、『わからんの?』と怒鳴られました。辞める意思を伝え、給料について聞くと、『取りに来い』と言われましたので、給料日に取りに行きました。それ以降、奥さんから電話はありませんでした。辞めて大満足です」

女性は辞めたあと、ハローワークや新聞のチラシに求人が頻繁に出ていたのを見て、自身の経験から、「うまくいくかどうか。奥さん達に気に入られないと続かないだろう」と思った。以前このラブホで働いていたという近所のお母さんも、「先輩スタッフとはいつも喧嘩をしていた」と言っていたそう。話を聞く限りでは人手不足倒産もあり得そうだが、今も存続していると女性は明かし、

「もう過去の話ですが、衛生面が全くできていないことを知らなかったお客様が気の毒としか言いようがありません……」

と話を終えた。コロナの流行も経て、さすがに現在は改善されていると思いたいが、どうだろうか。

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