第49回トロント国際映画祭でのジェニファー・ロペス
 - Emma McIntyre / Getty Images

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 現地時間6日、第49回トロント国際映画祭で映画『アンストッパブル(原題)/ Unstoppable』のワールドプレミアが行われ、女優・歌手のジェニファー・ロペス(55)がベン・アフレックとの離婚申請後初となるレッドカーペットに登場した。タマラ・ラルフのシルバーのドレスは体側が丸見えという大胆さで、詰めかけたファンはその圧倒的な美しさに魅了されていた。

 『アンストッパブル(原題)』は、親友同士であるベンとマット・デイモンの制作会社アーティスツ・エクイティが手掛けたスポーツドラマ。『アルゴ』『ゼロ・ダーク・サーティ』『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』などで高く評価されている編集者ウィリアム・ゴールデンバーグの監督デビュー作で、生まれつき片脚しかなかったのにもかかわらず、強豪の大学レスリングチームで活躍したアンソニー・ロブレスの実話を基にしている。

 ベンはこの日は欠席。マットがジェニファー、アンソニー役のジャレル・ジェローム、コーチ役のドン・チードルらキャストと共に出席した。

 ジェニファーが演じたのは、暴力的な夫に苦しめられながらもアンソニーを支え続けた母ジュディだ。ジュディ本人と共に上映後のQ&Aに登壇したジェニファーは「脚本を読んで、わたしを含め、本当に多くの女性が彼女が人生で経験した葛藤に共感できると思ったの。ジュディと実際に話をしたら、ある意味、わたしたちは同一人物のような感じがした。わたしたちが何者なのかというコアの部分で。わたしたちは第一に母親であり、そしてそれを超えて、似た葛藤を抱えていた」と明かしていた。(編集部・市川遥)

第49回トロント国際映画祭は現地時間15日まで開催