アジア株 上海株マイナス転落、8月経済統計は総じて弱い内容か 香港は台風「ヤギ」で終日取引中止

東京時間14:01現在
香港ハンセン指数   17444.30(台風のため終日取引中止)
中国上海総合指数  2782.00(-6.32 -0.23%)
台湾加権指数     21417.52(+229.81 +1.08%)
韓国総合株価指数  2552.90(-22.60 -0.88%)
豪ASX200指数    8012.20(+29.82 +0.37%)
インドSENSEX30種  81376.75(-824.41 -1.00%)

アジア株は高安まちまち。ナスダック下げ止まりを受け安堵感が広がっている一方、今夜の米雇用統計への警戒感が高まっている。

シカゴ連銀総裁が米労働市場からの警告サインが高まっていると発言したことを受け、米雇用統計のネガティブサプライズへの警戒感が高まっている。大幅利下げ期待は高まるかもしれないが予想外に弱ければ米景気減速懸念も高まる。

中国の景気減速懸念が一段と高まっている。来週は一連の経済指標が発表されるが、8月は悪天候の影響や消費低迷により、総じて弱い内容となる見通し。消費者物価指数は伸びがやや拡大する一方、生産者物価指数の下落幅は再拡大する見通し。鉱工業生産、小売売上高は伸びが鈍化することが予想されている。新築住宅販売価格、中古住宅販売価格は8月も下落が続く見通し。

超大型台風「ヤギ」接近で「シグナル8」継続により香港株式市場は終日中止となった。ただ、今月23日に長年にわたる悪天候時の市場閉鎖慣行を終了するため、悪天候による閉鎖はきょうが最後になるだろう。

台湾株は続伸。ナスダック反発を受けTSMCや聯発科技、聯華電子、世芯電子など半導体関連が総じて上昇している。
上海株はマイナス転落。ハイテクや医療品、エネルギー関連、不動産が軒並み下落している。消費財や公益、金融の一角は上昇。