山中慎介 学生時代に衝撃を受けた憧れのボクサーは?「あれだけのカリスマ性がある人は、過去の日本人選手でもそれほどいない」
プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「ACN presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY」 https://news.audee.jp/news/index.html?ctg=MOVING%20SATURDAY(毎週土曜 7:00〜7:25)。8月24日(土)の放送は、元WBC世界バンタム級王者の山中慎介(やまなか・しんすけ)さんをゲストに迎え、お届けしました。
◆ボクシングを始める前から憧れていたWBCのベルト
丸山:山中さんは、1982年10月11日生まれ、滋賀県出身で、2006年にプロデビューと。歳は今40……。
山中:今年で42歳になります。
丸山:じゃあひと回り以上違うんだね。(佇まいが)落ち着いているね。
山中:全然落ち着いていないですよ(苦笑)。
丸山:プロデビュー後、2010年に日本バンダム級チャンピオン、2011年にWBC世界バンタム級チャンピオン。12度の世界戦防衛を達成し、2018年3月に現役引退。(全戦績は)31戦27勝(19KO)2敗 2分と。
山中:はい。
丸山:自分の過去の戦績を振り返ってみて、どうですか?
山中:世界チャンピオンになったのが29歳のときだったんです。結構、遅咲きだったので、正直、負ければ引退っていうのも考えていましたし、1戦1戦本当に集中して戦った結果、12度という防衛が付いてきましたけど。
丸山:ボクシングは、1年間に(防衛戦は)やっても2回?
山中:世界戦レベルになると、やっても3回ですね。
丸山:なるほど。そうすると12度防衛ということは(単純計算で)4年かかると。
山中:5年9ヵ月、世界チャンピオンでいられました。13回目の防衛戦で負けるまでですね。やっぱり(試合での)ダメージとかも関係しますし、割とコンスタントにできたのは(大きな)ケガもなかったですし、ダメージもあんまりなかったので、それが大きかったですね。
丸山:もうちょっと若くして上手くいかなかった? あんまり練習が好きじゃなかった?
山中:まあ、そういう時期もありましたけど(笑)。高校入学と同時にボクシングを始めて、高校のときは一生懸命やって、最後の大会で日本一になれたんです。それで推薦をいただいたんですけど、大学での4年間がちょっとよくなかったです。
丸山:(高校卒業して)そのままプロになっていれば、24〜25歳で世界チャンピオンになっていたんじゃない? そしたら、28回ぐらい防衛できたかも(笑)。
山中:逆に、そこは充電期間だと僕は思って、いいふうに捉えていたところはありましたけど。
丸山:現役でまだまだいけた感じがしたのに、結局終わってしまって。やっぱり年齢には勝てないし……ケガはなかったんだよね? (引退したのは)年齢の問題?
山中:そうですね。(現役のときは)ケガはほとんどなかったですね。
丸山:やっぱり年齢の問題だけっていうのは、すごく惜しい感じがするね。
山中:しんどかったですね。防衛10度を超えたあたりから、1日の練習の疲れが抜けなくなって。
丸山:減量もしんどいし。
山中:はい、調整という面では本当に苦労しました。
丸山:そうだと思います。
山中:もちろん、どのスポーツでも年齢というのはついてまわりますけど。
丸山:年齢やケガには勝てないですよね。でも、14歳のときに、(ボクシングで)世界を獲る夢を描いていたと。
山中:はい。ボクシングを始める前の中学3年生のときに。
丸山:そもそもボクシングに魅力を感じたきっかけは何だったの?
山中:いろいろな理由があるんですけど、やっぱり一番はテレビで観たボクシングの世界戦ですね。すごく輝いて見えて。まず中学生の頃って、強い男に憧れるじゃないですか。
丸山:そうですね。(プロフィールを拝見すると)辰吉丈一郎さんのベルトに憧れたと。
山中:そうですね。
丸山:辰吉さんって、すごかったもんね。
山中:本当に衝撃的でした。あれだけのカリスマ性がある人は、過去の日本人選手でもそれほどいないかと。辰吉さんが巻いたWBCのベルトがすごくかっこよく見えて、中学生のとき、卒業文集にまだボクシングする前だったんですけど、WBCの世界チャンピオンになりたいと書いて。その約15年後に、WBC世界バンダム級チャンピオンのベルトを巻くことができました。
丸山:すごいよね。その夢を掴める人って本当に数パーセントもいないというか、その世界にいることができたというのは、すごく幸せですよね。自分が入るボクシングジム、入門するところを選ぶときって何か理由があったんですか? このジムじゃなきゃ嫌だみたいな。
山中:僕の場合は、大学のコーチに帝拳ジムを紹介していただいて。いくつか見学に行ったんですけど、そのなかでも帝拳ジムの雰囲気は本当にピリピリしていて、高校生のときにボクシング部のある高校を決めたのと同じような衝撃がありまして。
丸山:なるほど。
山中:やっぱり厳しい環境じゃないと強くなれないというのは、自分自身も分かっていたので。
丸山:あえて厳しいところに入っていったんですね。
次回8月31日(土)のゲストも、山中慎介さんです。
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8月24日放送分より(radiko.jpのタイムフリー) http://www.tfm.co.jp/link.php?id=7729
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<番組概要>
番組名:ACN presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY
放送日時:毎週土曜 7:00〜7:25
パーソナリティ:丸山茂樹
山中慎介さん(左)とパーソナリティの丸山茂樹
◆ボクシングを始める前から憧れていたWBCのベルト
丸山:山中さんは、1982年10月11日生まれ、滋賀県出身で、2006年にプロデビューと。歳は今40……。
山中:今年で42歳になります。
丸山:じゃあひと回り以上違うんだね。(佇まいが)落ち着いているね。
山中:全然落ち着いていないですよ(苦笑)。
丸山:プロデビュー後、2010年に日本バンダム級チャンピオン、2011年にWBC世界バンタム級チャンピオン。12度の世界戦防衛を達成し、2018年3月に現役引退。(全戦績は)31戦27勝(19KO)2敗 2分と。
山中:はい。
丸山:自分の過去の戦績を振り返ってみて、どうですか?
山中:世界チャンピオンになったのが29歳のときだったんです。結構、遅咲きだったので、正直、負ければ引退っていうのも考えていましたし、1戦1戦本当に集中して戦った結果、12度という防衛が付いてきましたけど。
丸山:ボクシングは、1年間に(防衛戦は)やっても2回?
山中:世界戦レベルになると、やっても3回ですね。
丸山:なるほど。そうすると12度防衛ということは(単純計算で)4年かかると。
山中:5年9ヵ月、世界チャンピオンでいられました。13回目の防衛戦で負けるまでですね。やっぱり(試合での)ダメージとかも関係しますし、割とコンスタントにできたのは(大きな)ケガもなかったですし、ダメージもあんまりなかったので、それが大きかったですね。
丸山:もうちょっと若くして上手くいかなかった? あんまり練習が好きじゃなかった?
山中:まあ、そういう時期もありましたけど(笑)。高校入学と同時にボクシングを始めて、高校のときは一生懸命やって、最後の大会で日本一になれたんです。それで推薦をいただいたんですけど、大学での4年間がちょっとよくなかったです。
丸山:(高校卒業して)そのままプロになっていれば、24〜25歳で世界チャンピオンになっていたんじゃない? そしたら、28回ぐらい防衛できたかも(笑)。
山中:逆に、そこは充電期間だと僕は思って、いいふうに捉えていたところはありましたけど。
丸山:現役でまだまだいけた感じがしたのに、結局終わってしまって。やっぱり年齢には勝てないし……ケガはなかったんだよね? (引退したのは)年齢の問題?
山中:そうですね。(現役のときは)ケガはほとんどなかったですね。
丸山:やっぱり年齢の問題だけっていうのは、すごく惜しい感じがするね。
山中:しんどかったですね。防衛10度を超えたあたりから、1日の練習の疲れが抜けなくなって。
丸山:減量もしんどいし。
山中:はい、調整という面では本当に苦労しました。
丸山:そうだと思います。
山中:もちろん、どのスポーツでも年齢というのはついてまわりますけど。
丸山:年齢やケガには勝てないですよね。でも、14歳のときに、(ボクシングで)世界を獲る夢を描いていたと。
山中:はい。ボクシングを始める前の中学3年生のときに。
丸山:そもそもボクシングに魅力を感じたきっかけは何だったの?
山中:いろいろな理由があるんですけど、やっぱり一番はテレビで観たボクシングの世界戦ですね。すごく輝いて見えて。まず中学生の頃って、強い男に憧れるじゃないですか。
丸山:そうですね。(プロフィールを拝見すると)辰吉丈一郎さんのベルトに憧れたと。
山中:そうですね。
丸山:辰吉さんって、すごかったもんね。
山中:本当に衝撃的でした。あれだけのカリスマ性がある人は、過去の日本人選手でもそれほどいないかと。辰吉さんが巻いたWBCのベルトがすごくかっこよく見えて、中学生のとき、卒業文集にまだボクシングする前だったんですけど、WBCの世界チャンピオンになりたいと書いて。その約15年後に、WBC世界バンダム級チャンピオンのベルトを巻くことができました。
丸山:すごいよね。その夢を掴める人って本当に数パーセントもいないというか、その世界にいることができたというのは、すごく幸せですよね。自分が入るボクシングジム、入門するところを選ぶときって何か理由があったんですか? このジムじゃなきゃ嫌だみたいな。
山中:僕の場合は、大学のコーチに帝拳ジムを紹介していただいて。いくつか見学に行ったんですけど、そのなかでも帝拳ジムの雰囲気は本当にピリピリしていて、高校生のときにボクシング部のある高校を決めたのと同じような衝撃がありまして。
丸山:なるほど。
山中:やっぱり厳しい環境じゃないと強くなれないというのは、自分自身も分かっていたので。
丸山:あえて厳しいところに入っていったんですね。
次回8月31日(土)のゲストも、山中慎介さんです。
「AuDee(オーディー)」では、時間の都合上カットしたトーク部分も盛り込んだ「ディレクターズカット版」 https://audee.jp/program/show/44626がアップされています。音声は「AuDee(オーディー)」アプリで聴くことができますので、ぜひそちらもチェックしてください。
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8月24日放送分より(radiko.jpのタイムフリー) http://www.tfm.co.jp/link.php?id=7729
聴取期限 2024年9月1日(日) AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。
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<番組概要>
番組名:ACN presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY
放送日時:毎週土曜 7:00〜7:25
パーソナリティ:丸山茂樹
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/moving/