【水谷加奈の劇場型恋愛体質】しなびたビーバー
文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中のコラム「水谷加奈の劇場型恋愛体質」。
アナウンス部長・水谷アナが、日々の生活で感じたことを心のままに綴っていく。
―8月23日(金)配信分―
「【短足】っていう言葉は放送で言ってもいいんですか?」
打ち合わせの際に一蔵さんから聞かれました。
「誰かを差別したり傷つけるような発言じゃなければ大丈夫ですよ」
とお答えしたのですが……。
そうか。【短足】という言葉も口にするとき躊躇しなくてはいけなくなってしまったか……。
なんだか暗澹たる気持ちになりました。
ネガティブワードとどうつきあっていくか?
いや、何がネガティブワードで何がネガティブワードじゃないのか?それすらもわかりません。
Aさんがその言葉を使っても何も言われないのに、Bさんだと批判される、なんてこともあります。
本人が傷ついてなくても。誰も傷ついていなくても。第三者たちが【匿名】で声を上げ始めて炎上。
やり玉に挙がった人が謝罪したり仕事を失ったり。
釈然としないことも多くなってきました。こうなってくると恐怖さえ感じます。
その人を、その番組を、その会社を、その国を!?陥れようとしている人たちの仕業だったら?
なんて、考えすぎかなあ……。
匿名の炎上をどこまで容認するかは今後の重要な課題ではないでしょうか。
じゃないと何も言えなくなって委縮して、つまらない世界になってしまいます。
そして大切なことは【誰かを傷つけてはいけない】ということに尽きると思います。
「タヌキみたいでかわいいね」
と言われるとあまりいい気持ちしないけど、
「アライグマみたいでかわいいね」
なら許せる。と言っている女性がいました。(ラスカルのイメージなのか?)
でも写真をよく見てよ。タヌキとアライグマは見た目そっくり。
最近はハクビシンもよく似てるよ。(笑)
あ!私は【しなびたビーバー】と言われることを面白がっているので、どうか第三者の皆様方。
「しなびたビーバーなんて失礼だ。水谷に謝れ」
なんて言わないでくださいね。