物価目標達成「確信」深まる、利下げには一段の指標必要=米アトランタ連銀総裁

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[13日 ロイター] - 米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は13日、このところの経済指標を踏まえ、米連邦準備理事会(FRB)はインフレ率を目標とする2%に戻せると確信を深めているとしながらも、利下げを支持する前に一段の経済指標を確認したいと述べた。

ボスティック総裁はアトランタで開催されたイベントで、物価と雇用を巡るリスクバランスは均衡に近づいているとの認識を示した。同時に、FRBが尚早な利下げに踏み切り、インフレが再加速した場合に再び利上げを実施せざるを得なくなる事態は回避したいと述べた。

ただそれでも、経済が自身の予想通りに推移すれば、年末までに利下げが実施されると言及。自分自身には「待つ意向がある」としながらも、利下げは実施されるとの考えを示した。