田中希実、接触のアクシデントも救済で準決勝へ レース後は涙「申し訳ない。ここでは絶対に終わらない」 女子1500m
パリ五輪
パリ五輪は6日、陸上女子1500メートル予選が行われ、日本の田中希実が出場。ラスト1周で接触のアクシデントがあった。4分4秒28で組11着だったが、五輪公式サイトでは救済により準決勝に進出すると発表された。救済が発表される前に行われた中継インタビューでは「ここでは絶対に終わらないです」と涙も見せた。
田中はスタートから先頭に飛び出すなど積極的なレース展開。残り1周を4番手で迎えた。しかし、最後のコーナーに差し掛かるところでつまずくような形となり、失速。順位を落とし、11着。敗者復活へ回るかと思われたが、救済で準決勝に進むことになった。
救済発表前、田中は中継インタビューで「日本記録を更新できるペースだったが、ラストはいい位置が取れず、押し負けてしまったことが敗因だったかなと思います」とコメントした。予選敗退だった5000メートルに続く2種目目だった。
目に涙を浮かべ、言葉を詰まらせながらも「自分だけのレースではなく、多くの人の人生が集結した、私の人生だと思った。いろんな人の生きた証を私の走りで証明したかったけれど、ラスト気持ちが切れた走りになったのが申し訳ない。駆け抜けられたけれど……ここでは絶対に終わらないです」と語った。
(THE ANSWER編集部)