マリを1−0で下した大岩ジャパン。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

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 大岩剛監督が率いるU-23日本代表は、パリ五輪のグループステージ第2戦でマリと対戦。5−0で大勝したパラグアイ戦に続いて1−0で勝利し、準々決勝進出を決めた。 ここまでの戦績は2勝0敗・6得点0失点と申し分がない。ただ、今大会のレギュレーションでは、勝点の次に優先されるのは得失点差のため、まだ首位通過は確定していない。 とはいえ、もし日本が第3戦のイスラエル戦に敗れて、勝点3で2位のパラグアイがマリに勝利して勝点6で並ばれても、得失点差で9の差があるため、よほど大敗しない限り、逆転される心配はないだろう。【厳選ショット】82分に山本が決勝弾!PKのピンチを切り抜け準々決勝進出!|パリ五輪GS第2節 U-23日本1−0U-23マリ
 このままD組を1位抜けした場合、準々決勝の相手はC組の2位となる。 現状、C組の順位は1位スペイン(勝点6)、2位エジプト(勝点4)、3位ドミニカ共和国(勝点1)、4位ウズベキスタン(勝点0で敗退決定)となっている。 最終戦では、スペインとエジプトが対戦。引き分けなら、優勝候補スペインの首位通過、エジプトの2位抜けと双方に都合のよい結果となるため、激しく攻め合うような展開にはならないかもしれない。 順当なら、このままエジプトと対戦する可能性が高そうだ。その北アフリカの雄のキーマンは、やはりオーバーエイジで選出された、キャプテンのMFモハメド・エルネニーだろう。冨安健洋が所属するアーセナルでは故障がちで存在感が希薄になっているものの、エジプトではA代表でも攻守の要となるスターだ。 藤田譲瑠チマとの中盤での主将対決は見応えがありそうだ。構成●サッカーダイジェストWeb編集部