「穴場ではありません」都立汐入公園、隅田川花火大会の観覧者向けにキッパリ否定 当日の注意を促す

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2024年7月27日は東京・台東区浅草にて「隅田川花火大会」が開催される。

2万発の花火が夜空を彩る大規模なイベントで、2023年は100万人以上の人出が出るほど人気の花火大会。当日はテレビで生中継も行われる予定だ。

この一大イベントに備え、会場近くにある都立汐入公園の公式アカウント(@ParksShioiri)が、花火大会の観覧目的で同公園を訪れる人に対する注意喚起をX(Twitter)に投稿した。

その内容は『汐入公園は「穴場」ではありません』とし、マナーを守りつつ計画的に行動することをうながすもの。それと同時に注意事項として、観覧者にとって過酷な環境であることも伝えている。

当日も大勢の人が集まると予想される汐入公園
注意すべきことは多い…
ゴミは自分で持ち帰るのがマナー

まず「穴場ではない」と否定しているのにはこうした理由がある。汐入公園は花火大会の会場のごく近くで、打ち上がった花火が見やすいポジションにある。そのため、さまざまなメディアで「おすすめの観覧場所」といった形で紹介されており、人が集まる一因となっているためこうしたアナウンスをすることになったのだろう。

また「スマホはつながりません」「トイレは大行列です」「大人の迷子が続出します」「ゲリラ豪雨の可能性もあります」「花火終了後は駅の入場制限がかかることもあります」といった当日の環境についても具体的な注意喚起を行っている。

Xではこの投稿を見て「もう来ないでくださいって言ってるみたい笑」「やっぱり行くのやめよう…」「汐入公園って穴場だと思った、会場は満員電車レベルで身動きとれないし」など、来場をあきらめたというコメントもある。

初めて行こうとする人にとっては驚きの内容かもしれない。だが、一度でも現地に行って隅田川花火大会を見たことがある人なら、汐入公園の投稿が大げさなものではないことがわかるだろう。

それでもやはり美しい花火を肉眼で見たいという気持ちも理解できる。現地に向かうと決めた人は、汐入公園のアカウントが伝えている注意事項を理解したうえで、マナーを守りつつ計画的に行動しよう。

※編集部注:一部本文を修正しました。(7/26 22:00)

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