[てっぱんアプリ!] カーナビメーカー提供のカーナビアプリ「COCCHi」、スマホ最適化で使いやすい
スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!
◇ ◇ ◇ アプリ名: COCCHi
開発者: PIONEER CORPORATION
価格: 無料
対応OS: iOS 14.0 以降、Android 9 以降
カテゴリ: ナビ
日本では完成度の高い従来の車載カーナビが基準となってしまうため、スマホの地図アプリのカーナビ機能には物足りなさを感じてしまう人もいるかもしれない。そんななか、アプリでも使いやすいとして話題なのが「COCCHi」だ。
高機能な本格カーナビアプリ「COCCHi」
無料でも利用可、スマホ向けに整理された情報表示
「COCCHi」は、カーナビメーカーとして定評あるパイオニアが提供するカーナビアプリ。単純なナビ機能だけであれば無料で利用でき、本格的に活用したい場合は月額350円の「基本プラン」が選択できる。加えて、配達などで便利な住宅地図を表示できる「住宅地図オプション」(月額1050円)も用意されている。
基本プランであれば、複数ルートの探索やより高度な渋滞情報の取得、オービスによる取り締まり箇所の通知など、多くの機能が使えるようになる。Android Auto対応車載カーナビと連携することもでき、見やすい大画面でルート案内してもらうことも可能だ。
ナビ中の画面はまさに車載カーナビそのもの。縦置き、横置きの両方に対応し、画像を使用した交差点での進行方向ガイドや標識、自動車専用道路などでの通過ポイントの案内などが親しみやすい表示方法になっている。
車載カーナビの見栄えに近づけながらも、各種情報はスマホ画面のサイズや操作性を考慮して、その重要度に合わせてシンプルに見やすく整理されている印象だ。地図の拡大・縮小ボタンが省かれ、ピンチイン・アウトのみで操作するようになっているのもその1つ。より効率的に移動できるルートが見つかったときは、自動で提案し、ワンタッチするだけでその案内に切り替える機能もある。
無料でも使えて、有料の「基本プラン」にすることで車載カーナビ並みの機能に近づく
無料と有料の機能の違い
縦置きしたときのナビ画面
横置きしたときのナビ画面
高速道路での画面表示
ナビ途中でも、より効率的に移動できるルートが見つかったときは提示され、すぐに変更できる
トンネル内でもルート案内してくれる
音声案内ももちろん車載カーナビと同等だ。「しばらく道なりです」といった漠然とした言い方ではなく、「この先5分、道なりです」のように具体的に教えてくれることが多く、安心感をもって運転できる。他の音楽アプリやラジオアプリなどでBGMを流しているときは、音声案内のタイミングで自動でBGM音量を抑える機能があるのもうれしい。
ユニークなのは車両情報の登録ができること。車種やサイズなどの車両情報をあらかじめ登録しておくと、その情報をもとに規制を回避したルートを案内してくれたり、有料道路の通行料金や燃料代を計算して提示してくれたりするので、さらに便利になる。
これまでスマホのカーナビアプリでは、位置情報が取得できないトンネル内で案内がストップしてしまう課題があったが、本アプリではそうした状況でも直前の車速などから推測して案内を継続するすることで、ある程度解決しているのもポイントだ。車載カーナビの代わりに使えるアプリを探しているなら、一度試してみてはいかがだろうか。
「他アプリの自動音量調整」をオンにすると、ナビ音声再生時に他の音量が抑えられる
車両情報は車検証のQRコードを撮影することで一部自動入力できる
車両サイズや燃料についての情報も記入
ルート検索の際に登録した車両を選択
ルートごとの通行料金や燃料代に車両情報が反映される