「縁起の良い数字」のナンバープレートとは? “13種類”の人気番号ってなに? 「358」の気になる意味は?

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人気の希望ナンバーとは?

 クルマのナンバープレートには「希望番号制度」があり、自分の希望する番号を選ぶことができます。
 
 どのように番号を選ぶことができ、またそのなかで、どの番号が人気なのでしょうか。

希望ナンバーの「13種類」の番号とは?(画像はイメージ)

 この希望番号制度は普通自動車や小型自動車、軽自動車(自家用のみ)に適用されます。

【画像】「えっ…!」 これが「めちゃカッコイイ“地方ナンバー”」です!(33枚)

 選べる番号は4桁以下の一連指定番号と呼ばれる部分です。

 希望番号には人気の高い番号を抽選で決める「抽選対象希望番号」と、それ以外の「一般希望番号」の2種類があります。

 毎週日曜日の21時までにインターネットで申し込まれた抽選希望番号は、月曜日にコンピュータ抽選が行われ、これは全国一律の抽選対象番号と、地域ごとの人気番号が抽選対象となっています。

 全国一律の抽選対象番号は、全国自動車標板協議会によると「1」、「7」、「8」、「88」、「333」、「555」、「777」、「888」、「1111」、「3333」、「5555」、「7777」、「8888」の13種類です。

 特に「7」はラッキーセブン、「8」は末広がりとして縁起が良いとされています。

 地域ごとの抽選対象番号には、「1122(いいふうふ)」や「1188(いいパパ、いいはは)」、「2525(にこにこ)」といった語呂合わせの番号が多く選ばれます。

 さらに特定地域のみに設定された独自の抽選対象希望番号もあります。

 例えば富士山の標高を表す「3776」が富士山ナンバーの地域で人気です。

 名古屋ナンバーでは「358」が抽選対象であり、これは釈迦が悟りを開いた年月齢が発祥とも言われ、風水的な縁起の良い数字とされています。

 こうした希望番号のナンバープレートは受注生産となるため、通常のプレートよりも時間と料金がかかります。

 料金は地域ごとに異なりますが、関東運輸局によると、東京都では通常ナンバーのペイント式プレートの手数料は1450円なのに対し、希望ナンバーでは4140円と2倍以上の費用がかかるとのこと。入金確認後4日ほどで交付となります。

 このように希望ナンバーは通常ナンバーよりも時間とお金が必要となりますが、クルマの所有者の想いや願いが込められていることが多く、単なる数字以上の特別な意味を持っていると言えます。