iPad vs. Androidタブレット“夏の陣”【GP2024上半期AWARD】
【GP2024上半期AWARD】
高性能モデルのタブレットとしては、初めてのサイズ展開があったiPad Airシリーズに注目したい。一方、手頃な価格帯の製品としては、シャオミのスマートフォンブランド「POCO」から出た新モデルなどが気になるところだ。
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iPadの新製品としては、初めて13インチモデルが発売されたiPad Airに注目。チップセットには「M2」が搭載されたほか、Apple Pencil Proなどの新周辺機器への対応もあった。価格感としても多くのユーザーが検討できるギリギリの範囲に収まっていることもあり、大賞の座は揺るぎないだろう。
ニューカマーとしては、シャオミが6月下旬に発売したPOCOブランド初のタブレット「POCO Pad」を挙げた。同機は4万円台でありながらミッドハイ相当のチップセットを搭載する。
また、キャリアが販売するデータ通信可能なタブレットとしては、auの「Lenovo TabM10a」をピックアップ。こちらは取り回しの良さと手頃さを評価した。
ITライター/井上 晃さん
スマートフォンやスマートウォッチ、タブレットを軸に、最新ガジェットやITサービスなどを取材。Webメディアや雑誌に記事を寄稿する。X:@kira_e_noway
GP2024上半期AWARD
ーPC&デジタル部門・タブレットー
<大賞>
■シリーズ初の大画面モデルが新登場
Apple
「13インチ iPad Air(M2)」(12万8800円〜)
ディスプレイのリフレッシュレートは120Hzではないため、イラストなどの繊細な描画を行う場合には上位のProシリーズの方が適しているものの、Airでもカバーできる用途が広がりました。最小容量が128GBにUPしたのも◎(井上さん)
iPad Airシリーズとしては初となる13インチモデルが5月に発売。チップセットは「M2」を搭載し、新アクセサリの「Apple Pencil Pro」にも対応した。通信仕様に関してはWi-Fi 6Eをサポートしたこともトピックだ。
▲画面が広くなったことで、表示・作業領域を広く確保でき、UIの複雑なクリエイティブアプリもより使いやすく
▼価格を度外視すればiPad Proが最強!
13インチ
「iPad Pro(M4)」(21万8800円〜)
同時期に登場したM4搭載の iPadProシリーズの方が性能は上。しかし、こちらは周辺機器によっては優に30万円を超えることも。ますます“高嶺の花”になってしまった。
<ニューカマー賞>
■今後注目すべき高コスパな新タブレット
Xiaomi
「POCO Pad」(4万4800円)
4万円台とは思えない仕様の数々に注目。現状、日本ではキーボードやペンなどの周辺機器展開がないのが惜しいが、それでもコスパはかなり高い(井上さん)
6月発売のシャオミ「POCO」ブランドの新製品。12.1型の大きなディスプレイを備え、CPUにはSnapdragon7s Gen 2を搭 載する。内蔵ストレージは256GB。
▲CPUにはミドルハイ相当のSnapdragon 7sGen 2を搭載。バッテリー持ちはオンラインビデオ視聴で最大16時間
▲クアッドスピーカーを搭載し、Dolby VisionおよびDolby Atmosをサポート。エンタメ視聴にも適した端末だ
<バランス秀逸賞>
■子どもに動画見せるなら十分なスペック
au
「Lenovo Tab M10a 5G」(4万8700円)
※実際の支払額は契約状況や購入店舗により異なる場合があります
飛び抜けた仕様はないものの、取り回しの良いサイズ感とデータ通信対応は魅力。外出時の情報検索やエンタメ利用を考える上で、限られた予算でも検討しやすい選択肢です(井上さん)
auが2月に発売したレノボ製の10.6型タブレットで、CPUにはSnapdragon 695を搭載。内蔵ストレージは64GBだが、最大1TBのmicroSDXCカードで増設が可能だ。
▲背面のデザインはツートーンに分かれている。カメラの解像度は背面・前面ともに約800万画素
▲ポート類はUSB Type-Cと3.5mmのオーディオ端子など。充電時間は約190分で、連続待受時間は約830時間
※2024年7月5日発売「GoodsPress」8・9月合併号29ページの記事をもとに構成しています<文/井上 晃>
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