ホンダ新型「“軽”SUV」まもなく登場!? 超人気「軽スーパーハイトワゴン」に“待望”の「タフモデル」はいつ? 新型「N-BOX“クロスター”」誕生か

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N-BOXの「あらたな1面」を引き出すSUVモデル登場はいつ!?

 現在、国内の新車で4割近いシェアをもつ軽自動車。そのなかでも人気の主流は「軽スーパーハイトワゴン」カテゴリ―ですが、そこに近年はSUVテイストを加えた「クロスオーバー」の派生モデルの登場が相次いいます。
 
 2023年5月には三菱が「デリカミニ」を発売し、ダイハツなども同様のモデルを出すなか、王者ホンダにはまだその動きがありません。新型「N-BOX“クロスター”」(仮称)が追加される予定はないのでしょうか。

N-BOXに「第三のシリーズ」追加!?[写真はコンセプトカー「N-BOX+ エレメントコンセプト」]

 N-BOXは、初代が2011年12月に発売されています。

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 ホンダ独自のセンタータンクレイアウトを採用した新設計のプラットフォームやパワートレインをベースに、エンジンを最小限のサイズに収め、当時の軽乗用車で最大級の広い室内空間を創出。

 また高い着座位置としミニバン並みの見晴らし性能を確保し、多彩なシートアレンジで優れた使い勝手も備えます。

 さらに安定した厚みのある形状のボディ下部と組み合わせた個性的なスクエアデザインによって、強さと安心感を訴求しました。

 こうした完成度の高さが老若男女問わず支持を集め、デビュー早々に大ヒット車となり、以降も常にトップクラスの販売実績を維持しています。

 2017年8月登場の2代目も、初代のコンセプトを進化させ人気を維持。2015年から2023年まで軽の年間販売台数1位を記録したほか、登録車を含む順位においても、2022年と2023年の2年連続で年間1位となりました。

 そんな「超ヒット作」が2023年10月にフルモデルチェンジを図り、3代目へと進化を遂げています。

 3代目N-BOXの開発者は「N-BOXが支持された総合力のすべてを、もう一段高い次元へ引き上げたい」とし、歴代モデルの価値を磨き、さらに価値を拡大する刷新を図ったといいます。

 外観は「歴代のN-BOXらしさ」を継承しながら、よりシンプルな造形とし、内装は寸法には表れない広さ感や居心地の良さに配慮しました。

 ラインナップは初代から大きく変わらず、ベースのN-BOXとエアロパーツや加飾で質感を高めた「N-BOXカスタム」の2シリーズ体制を維持しました。

 ホンダは2024年7月4日、軽スーパーハイトワゴン「N-BOX」が2024年上半期(1月〜6月)に10万680台を販売し、国内の乗用車(登録車含む)において新車販売台数が「No.1」となったと発表し、3代目も引き続き大ヒット作であることをアピールしています。

 一見すると順風満帆に映る3代目N-BOXですが、ライバルもその座を狙うべく進化を続けています。

 2003年に「タント」で軽スーパーハイトワゴンの市場を開拓したダイハツは、4代目モデルのマイナーチェンジを実施した2022年10月に、SUVタイプの「タント ファンクロス」を追加し、販売台数の拡充を図りました。

 また前述の通り、三菱も「eKスペース」をベースにデリカミニを誕生させるなど、ホンダのノーマル&カスタム2シリーズ体制に対抗しているのです。

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 現在のところ沈黙を続けるホンダですが、過去には他社に先駆け、2014年1月に開催されたカスタムカーイベント「東京オートサロン2014」にコンセプトカー「N-BOX+ エレメントコンセプト」を出展しています。

 外装に鮮烈なオレンジカラーとタフなイメージのブラックの加飾をあしらうほか、室内も荷室を中心にアレンジされてアウトドアでの使い勝手に考慮した造りとし、N-BOXの新たな1面を引き出していました。

 2年後の2016年4月には、そのテイストを継承した純正アクセサリー「エレメントスタイルパッケージ」を市販化していますが、およそ1年後に実施されたフルモデルチェンジと共にひっそりと姿を消しました。

 その後ホンダでは、コンパクトカー「フィット」や、コンパクトミニバン「フリード」に、SUVテイストの派生シリーズ「クロスター」をラインナップし、好評を博しています。

 現行型N-BOXにも第3のシリーズとなる“N-BOX クロスター”が登場する可能性は極めて高いとみられ、SNSなどでも「N-BOXクロス」「N-クロス」などと車名を予想する声も寄せられるなど、期待が高まっています。

 早ければデビュー1年を迎える2024年10月頃にも、新たな動きがあるかもしれず、ホンダの次なる手を楽しみに待ちたいところです。