HONDA MARKS 25 YEARS OF PIONEERING HYBRID SUCCESS WITH EUROPEAN DEBUT OF PRELUDE CONCEPT AS IT ANNOUNCES RETURN OF NAMEPLATE TO EUROPE

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日本、アメリカ、欧州で展開予定の新型「プレリュード」

 ホンダのスペシャリティクーペとして、長きに渡って多くのユーザーに愛されてきた「プレリュード」。ただクーペ市場の冷え込みなどもあって、2001年に5代目モデルが終売して以来、ラインナップから姿を消していました。

 しかし、2023年に開催されたジャパンモビリティショーで「プレリュードコンセプト」なるモデルがサプライズ発表され、その名前が華々しく復活することとなったのです。

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 その後は北米でもコンセプトモデルが展示され、2024年7月8日には欧州でもプレリュードの販売が復活されることが正式にアナウンスされ、同時に真紅のボディをまとったコンセプトモデルの写真なども公開されました。

 そこで今回は、現在までに明らかになっているプレリュードの情報を基に、どんなクルマになるのかを振り返ってみたいと思います。

新型「プレリュード」はどんなクルマになる?

 まず今回のプレリュードコンセプトは、電動化されることが明言されています。

 ただBEV(バッテリーEV)ではなく、ハイブリッドとなることがアナウンスされているため、現在のホンダの2モーターハイブリッドシステムである「e:HEV」が搭載される可能性が濃厚と言えるでしょう。

 ボディサイズは正確な数値は明らかとなっていませんが、コンセプトモデルを見る限り現行型の「シビック」にほど近いサイズ感。

 このことからシビックとプラットフォームを共有し、2リッターのエンジンと組み合わせたシビック用のe:HEVをベースに、スポーティな味付けがなされたパワートレインになる可能性もありそうです。

 北米地域では先代までシビックのクーペモデルが存在していましたが、新型となってラインナップから消えてしまったため、北米ではプレリュードがシビッククーペの穴を埋める車両となるかもしれません。

 プレリュードコンセプトはハイブリッドモデルとなることからも分かるように、サーキットも走れるような「本格的なスポーツモデル」というよりは、スペシャリティな雰囲気を合わせ持つ、「大人のスポーツモデル」というキャラクターとなっているようです。

 発表されているコンセプトモデルには、カーボン柄のスポイラー類やドアミラー、ルーフが備わり、大型のブレンボ製ブレーキキャリパーや20インチのアルミホイール、そして245/35ZR20のコンチネンタル「スポーツコンタクト6」が装着されており、「タイプR」まではいかなくとも、「タイプS」的なスポーツグレードが用意されることを匂わせる仕様となっています。

 一方、インテリアについては、初登場から現在まで濃いスモークのウインドウによってうかがい知ることができませんが、2シーターではなく、リアシートを備えた2+2クーペとなるようで、日常使いに供することもできる1台となりそうです。

 このプレリュードコンセプトは2020年代半ばの発売を目指しているとアナウンスされているため、数年の間に市販化されると思われますが、北米や欧州だけでなく、日本国内でも販売を予定しているということなので、久々の国産スペシャリティクーペの復活を心待ちにしたいところです。