“幻の侍J”が両リーグの首位独占「呼べたら最強すぎる」 外野占拠も…WBCに高まる期待
日系3世のクワンとイエリッチが両リーグの打率トップに立っている
メジャーリーグで日系選手の活躍が光っている。ドジャース・大谷翔平投手ら日本選手の活躍はさながら、両リーグの首位打者であるガーディアンズのスティーブン・クワンとブルワーズのクリスチャン両外野手はともに日系3世。2026年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)へ向け、「呼べたら最強すぎる」とファンも期待している。
10日(日本時間11日)の試合終了時点で打率はクワンが.361、イエリッチが.335。メジャー全体で見ても1位と2位を独占している。それぞれ一時期負傷者リスト(IL)に入っていたため出遅れたが、規定打席に到達すると、即首位打者に浮上した。
27歳のクワンは母方の祖父母が山形出身。イチローに憧れを持ち、幼少期は夏休みに山形へ何度も訪れていた。また、2018年のMVP、イエリッチも母方の祖父が日本人の日系3世だ。
2023年のWBCでは、日本人の母を持つカージナルスのラーズ・ヌートバー外野手が野球日本代表「侍ジャパン」で初めての日系人として選出され、全ての試合で1番を担った。クワンとイエリッチにも、侍ジャパンの関係者が接触していたが、出場資格の規定を満たしておらず、参加は叶わなかった。
現時点では2人の出場はできないが、規定が変われば可能性もある。イエリッチも「もし参加できていたら、クールな体験になっていたと思うし、名誉なことだったと思う」と残念がっていた。SNSでは「クワンとイエリッチいる日本代表見たい」「WBC連覇まったなしかも」とコメントが寄せられた。(Full-Count編集部)