20戦無敗王者が衝撃7回KO 強烈ボディー喰らった相手は悶絶→のたうち回り…海外仰天「彼は殺し屋だ」
WBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ
ボクシングのWBC世界スーパーフライ級タイトルマッチが29日(日本時間30日)、米アリゾナ州フェニックスで行われ、同級1位のジェシー・ロドリゲス(米国・帝拳)が同級王者ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)に7回KO勝ちし、新王者となった。エストラーダを沈めた強烈左ボディーの映像が公開されると「信じられないショットだ」「美しい」と海外ファンを仰天させている。
崩れ落ちた王者がキャンバス上をのたうち回った。4回に最初のダウンを奪った挑戦者ロドリゲスだったが、6回には右のカウンターを食らい逆にダウンを喫した。決着は直後の7回だ。接近戦の中、ロドリゲスの強烈な左ボディーが炸裂。倒れ込んだエストラーダは悶絶したまま立ち上がることができず。レフェリーが試合を止めると、新王者は不敵な笑みを浮かべた。
“バム”の愛称を持つロドリゲスのKO劇を英興行大手「マッチルーム・ボクシング」公式Xが動画で公開。「バムがエストラーダをボディーショットで倒し、7回で終わった」と記した。海外ファンからは「こんなカウンターボディーショットを今までに見たことはない。美しい」「信じられないショットだ」「とんでもなくえげつない」「彼は殺し屋だ」「あの笑顔」などと驚きの声が上がった。
24歳のロドリゲスはIBF&WBO世界フライ級王者で、世界で最も権威ある米専門誌「ザ・リング」のPFPランキングでも試合前の時点で9位に入っている。これで20勝(13KO)と負け知らずの20連勝だ。世界2階級制覇王者で34歳のエストラーダは初防衛に失敗し、44勝(28KO)4敗。KO負けはキャリア初だ。
同誌は「ジェシー“バム”ロドリゲスが7回KOでファン・フランシスコ・エストラーダからリング誌とWBCの王座を奪う」と題する記事を掲載。記事によると、ロドリゲスは「イオカ―マルティネスの勝者とやりたい」と主張。7月7日に両国国技館で行われる井岡一翔(志成)とフェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)のWBA、IBF同級王座統一戦の勝者との対戦を求めているという。
(THE ANSWER編集部)