「イオカが勝ったら日本で戦いたい」タイトルマッチを控えるジェシー・ロドリゲスが井岡一翔との対戦を熱望 7月7日の統一戦も展望「彼に軍配が上がるだろう」

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エストラーダ戦に臨むロドリゲスが、井岡戦にも意欲を示した(C)Getty Images

 日本人王者への視線が熱を帯びている。

 6月29日にWBC世界スーパーフライ級王者ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)との対戦を控えるジェシー・ロドリゲス(アメリカ)のコメントを米メディア『The Sporting News』が伝えている。

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 同メディアにより行われたインタビューが6月24日に配信され、その中ではアメリカで行われるエストラーダ戦への意気込みとして、「僕は多くの人に衝撃を与えると思う。多くの人が自分のベストバージョンを見たことがないし、今回のような試合は世界にアピールできると思う」などと語ったコメントを掲載。さらに、ロドリゲスがこの一戦をクリアした先の対戦相手にも話題は及んでおり、WBAスーパーフライ級王者である井岡一翔(志成)との対戦にも関心を示しているという。

 同メディアは、「ロドリゲスがエストラーダに勝った場合、実現する可能性のある試合の1つは、WBAスーパーフライ級タイトル保持者のカズト・イオカとIBF王者のフェルナンド・マルティネスによる統一戦の勝者との対戦だ」と見通している。その上で、ロドリゲスが7月7日の東京・両国国技館で行われるこの一戦に言及しており、「素晴らしい試合だ。マルティネスはプレッシャーをかけるファイターで、イオカは賢いボクサーだ。イオカはボクシングがとても上手なので、彼に軍配が上がるだろう」と述べるなど、日本人王者勝利を予想している。

 さらに、自身と井岡との今後の対戦について、「その試合は興味があるが、エストラーダとの再戦条項がある。それが成立すれば、エストラーダともう一度戦って、その後は(井岡対マルティネスの)勝者と戦いたい」など具体的なプランを描いており、加えて「イオカが勝ったら日本で戦いたい。どこでも戦うつもりだ」と語り、強い意欲を示した。

 今回コメントが紹介されているロドリゲス、そして日本のリングで統一戦を戦う井岡と、ともに難敵との大一番が目前となった。そして、それぞれが今回の一戦で勝利を収めることにより、実力者同士の夢のカードはさらに現実味を帯びていくことになるだろう。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]