W杯2次予選突破の中国、ソン・フンミンへのラフプレーに韓国言及「ファンをドキっとさせた」
中国は0-1で敗れたなか、相手エースに激しいプレーを仕掛ける
中国代表は、6月11日に行われた北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選第6節で韓国代表に0-1で敗れた。
タイ代表との直接対決の結果となり、かろうじて最終予選突破を決めたが、韓国FWソン・フンミンへのラフプレーに対して、韓国メディアが言及している。
中国は6月6日に行われたW杯アジア2次予選第5節タイ戦で1-1ドロー。勝ち点「8」で、韓国戦引き分け以上で突破が決まる一方で、敗れるとシンガポールと対戦する3位タイ(勝ち点5)の結果次第で敗退となる状況で迎えた。
中国は立ち上がりからFWソン・フンミンを中心とした韓国の攻撃に苦しめられながらも、なんとか無失点でしのぐ。試合は徐々に激しさを増し、前半31分には韓国MFチョン・ウヨンにイエローカードが出された。
前半を0-0で終えたなか、韓国が後半16分にサイド攻撃から最後はMFイ・ガンインがシュートを押し込んで先制に成功。その後、中国も反撃を試みたが、ボールを回す相手を攻略できず、そのままタイムアップを迎えた。
敗れた中国は勝ち点8のままで、得失点差は±0。タイ(勝ち点5、得失点差-2)がシンガポール戦に3点差以上で勝利すると順位が入れ替わる状況だったが、タイがシンガポール戦で3-1の勝利にとどまり、勝ち点、得失点差、総得点が並んだ末に直接対決の結果でなんとかアジア2次予選突破を決めた。
そのなかで、中国は後半35分に途中出場のFWハン・ハオ、同アディショナルタイムにDFヤン・ツォーシャンが相手エースのソン・フンミンにハードファウルを仕掛け、イエローカード判定。ソン・フンミンは痛みに表情をゆがめるシーンもあった。
韓国紙「京畿新聞」は、「ソン・フンミンは後半終盤、相手のタックルに何度も倒され、ファンをドキっとさせたが、立ち上がって無事に残りの試合を消化した。攻撃陣がボールを奪われると、全力疾走でボールを奪還する頼もしい姿を見せたりもした」と、取り上げていた。(FOOTBALL ZONE編集部)