湿気から髪を守りたい! 意外と知らないヘアケアの新常識【梅雨の湿気対策、髪のうねり、広がりに】

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梅雨になると、湿気の影響で髪の毛が扱いづらい方も多いのでは。今年こそ快適に過ごすために、梅雨どきの髪悩みに対する意外と知らない新常識をお伝えします。

そもそも湿気対策は、油分でふたをするのがポイント

髪や頭皮に詳しい佐藤友美さんによると、「髪は水素結合によって形を保っており、この結合が切れると髪のクセが出やすくなります。湿気で髪の内部に水分が入り込むと、水素結合が簡単に切れてしまうため、クセが出やすくなるのです」とのこと。つまり、髪に水分が入り込まないようにすることが大事。「特に重要なのが、髪の乾かし方と、油分で髪の表面にふたをすること。どちらもちょっとした工夫で、髪がぐんと扱いやすくなりますよ!」。

梅雨どきの髪がもっと扱いやすく!
意外に知らない ヘアケアの新常識

梅雨時期は週1回の追いトリートメントを!

雨が降るとクセがひどい人は、念入りな保湿ケアで髪に油分をしっかりなじませておくと予防に。おすすめは、シャンプーの後にトリートメントを2回繰り返すこと。できれば1回につき5分以上おくと、髪に保湿成分がしっかり浸透します。


シャンプー後のタオル巻きはクセがつきやすいからNG

お風呂上がり、ぬれた髪にタオルを巻いたままくつろいだり、家事をしたりしていませんか? 長時間このスタイルでいると、髪が巻かれた状態で乾きはじめ、変なクセがつくことに。スキンケアをする間くらいはいいとしても、長い時間は避けましょう。

「朝シャン」は紫外線のダメージを吸収しやすい

朝にシャンプーをすると、髪の表面をコーティングしている油分を洗い流してすぐに外出することになり、髪は無防備な状態に。特に夏場は強烈な紫外線をダイレクトに浴びてしまい、髪が傷む原因になりかねません。シャンプーはなるべく夜にすませましょう。

ちなみに、洗面所は浴室からの湿気や洗濯乾燥機の蒸気が流れてきて、乾かすのに時間がかかり、結果的に長時間ドライヤーを当てることになるので、本来は不向きだそう。髪のうねりが出やすい梅雨どきだけでも、リビングなど別の場所で乾かすのがベターです。

普段何気なくやっていたことも、じつは髪にはよくない影響が。ちょっとしたことを意識して、今年こそ梅雨を快適に過ごしましょう!



『オレンジページ』2024年6/17号より)

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