宇都宮市中央卸売市場 一般向け「にぎわいエリア」整備で基本協定
宇都宮市簗瀬町の宇都宮市中央卸売市場に、一般消費者向けとして新たに設けられる「にぎわいエリア」の整備や運営を担う事業者と宇都宮市との間で２９日、基本協定が結ばれました。
宇都宮市と施設の整備運営の役割や実施時期などを定めた基本協定を結んだのは、優先交渉権者となった大和リースです。
事業計画によりますと一般消費者向けに新設される「にぎわいエリア」には野菜や水産物などの販売や飲食店の立ち並ぶ「食の専門店」ゾーンとスーパーマーケットが入る「生活利便」ゾーン、それに芝生広場やカフェのある「イベント」ゾーンの３つのゾーンが設けられます。
専用駐車場は３５５台分備えられ、市場全体の敷地面積およそ１５万３千平方メートルのうちおよそ２万７千平方メートルを「にぎわいエリア」として大和リースに貸し出します。借地料は年間、およそ５千万円の見通しです。
大和リースの北哲弥社長は「市内の事業者と連携して整備段階から運営に至るまで地域経済の拡大に努めていきたい」と話しました。
佐藤栄一市長は「地元事業者を積極的に参画させてもらい出展予定のテナントでは地元企業から数多くそろえてもらえた」と述べました。
現在、予定地には保管庫などがあるため年内に契約を結んだあと大和リースが解体も含めて工事を進め２０２６年３月のオープンを目指します。
