北朝鮮に力負けのU-17日本女子にファン嘆き(写真はイメージです))【写真:Getty Images】

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U-17女子アジアカップ決勝で北朝鮮に0-1敗戦、大会準優勝で幕を閉じる

 U-17日本女子代表は5月19日にインドネシアで開催されているU-17女子アジアカップ決勝の北朝鮮戦に臨み、0-1で敗戦。

 今大会で5度目の優勝を狙ったが決勝戦前までの4試合に反して、点差以上の実力差を感じさせるパフォーマンスに。課題が浮き彫りとなった出来にファンからは嘆きの声が相次いだ。

 日本は準決勝で韓国を3-0で下し、今年10月にドミニカ共和国で行われるU-17女子ワールドカップ(W杯)への出場権を獲得。北朝鮮とアジア王者の座を懸けたファイナルに臨んだが、今大会初めて感じるような強度を出す北朝鮮を相手に手を焼き、前半序盤から劣勢に立たされた。

 後半立ち上がりの1分と経たないタイミングで、日本はセンターバック2人とGKの間に入ってきたロングボールの処理でおくれを取ってしまい、こぼれたところを相手MFジョン・イルチョンに押し込まれて失点。結局、この得点が決勝点となり、無念の準優勝に終わった。

 公式スタッツのシュート数では6対21と劣勢を強いられた事実が浮き彫りとなり、デュエル勝利数(43.5%対56.5%)、タックル成功率(40%対76.2%)でも劣った。実際、出足の鋭い北朝鮮の守備にことごとくチャンスの芽を潰され、球際の攻防で力強さが光ったのは北朝鮮の選手たちのほうだった。

 この試合の内容に、SNS上ではファンから「点差以上に力の差」「フィジカル、止める蹴る、動き出し、全て上回られてた」「明らかに北朝鮮の方が強かった」といった嘆きの声が続々。この年代の世界大会で日本は現なでしこジャパンのMF長谷川唯らを擁し、同MF杉田妃和が大会MVPに輝いた14年に優勝した経験を持つが、2度目の世界一に向けて課題を残す形で大会に幕を下ろした。(FOOTBALL ZONE編集部)