Japan IT Week2024年春のレポート後編!気になる端末がいっぱい

東京ビッグサイト(東京・お台場)にて12の法人・商談向け展示会が同時に行われるIT関連の複合イベント「Japan IT Week2024春」(主催:RX Japan)が2024年4月24日(水)から26日(金)の3日間に渡って開催されました。国内外からIT関連のさまざまな企業が集まるこのイベントには海外の端末・周辺機器メーカー(OEM受け含め)も多数出展しています。

そのため、普段は日本国内では見かけることのない(はず)の珍しいスマートフォン(スマホ)やタブレット、パソコン(PC)などの製品やそれらのアクセサリー類なども展示されていたりします。こうした製品も日本でメジャーなメーカーではなくとも非常に魅力的だったりすることもあり、筆者が個人的にもJapan IT Weekの一番楽しみにしているところでもあります。

そこでJapan IT Week2024春の2回目となる今回の記事では前回の楽天モバイルブースとはうって変わって会場内を回って筆者が見つけた珍しいガジェット類などをまとめて紹介していきます。あくまでも筆者が見つけたものになってしまうので、取りこぼしもあるかもしれませんが、軽い気持ちで楽しんでいただければと思います。それではさっそく紹介していきましょう。

【会場内で見かけたモバイル製品たち】

まずは会場内で見つけたやタブレット、モバイルWi-Fiルーターなどを紹介していきます。大手ECサイト「Amazon.co.jp」などを販路に日本国内向けにも防水モデルのAndroidタブレットなどを開発・販売しているAGMモバイルのブースには「AGM X6」というタフネスモデルのAndroidスマホが展示されていました。こちらのAGM X6は記事執筆時点でAGM MOBILEの公式Webサイトにもない製品で、まだ開発中の新モデルだと思われます。


クリアボディーのタフネスモデルという非常に珍しい製品だったため、スペックシートなどがあれば確認したかったのですが、そもそも本機の説明パネルがブース内に展示されていなかったことに加え、筆者がブースを訪れたタイミングでは説明員が不在だったため詳細が確認できずじまいでした。

手にした感じもゴツさをあまり感じることがなく、普段使いでも十分に使っていけそうな印象を受けました。タフネスモデルで背面がクリア仕様のスマホはかなりインパクトが大きく、持ちやすさも担保されていたこともあり、一定の支持は期待できそうですし国内向けにも展開されるのも期待したいですね。


「T11E-PRO」。チップセット(So)Cはエントリー向けUNISOC製「T606」と、スペックは控えめ

またShenzhen Lacky Starのブースでは背面のカメラ部が一際目立つAndroidタブレット「T11E-PRO」が展示されていました。デュアル仕様を謳うかなり目立つ背面カメラですが、実際のレンズなどは一般的なAndroidタブレット搭載のそれとほぼ同じ程度のもので、カメラ部分のデザインが強調されたエントリーモデルといったところでしょうか。


カメラバンプや意匠は目立つも、実際のカメラ部はよくあるもののよう



その他、ブース内にはローエンドからエントリークラスくらいのPCやタブレットが展示されていました


同じく中国・深圳に拠点を置くメーカーであるSTONEOIMのブースで特に目立っていたのは10000mAhの大容量に有線LAN端子を備えたモバイルルーター「M504」です。クレイドルを併用することで有線LAN対応可能な5Gモバイルルーターはいくつかあるものの、ルーター本体に直接LANケーブルを接続できるモデルは国内でもわずかしか存在しないため、是非とも日本国内向けにも出して欲しいと思った1台です。




「M504」のスペックシート


【用途はなんでも!なモバイルバッテリー】

続いてスマホやタブレット向けなどのUSB充電器やモバイルバッテリーなどを展開しているVOLTMEのブースでは家庭用の電気機器への給電も可能な超大容量を持ちながらも可搬性を確保したモバイルバッテリー「HAKO」シリーズなどが展示されていました。


「Hako600」(VOLTME製)。デザインも未来っぽくてカッコイイ

Hako600は577.2Wh(15万6000mAh)もの大容量が特徴のポータブルバッテリーで、12V/10A×2・シガーソケット出力・USB(Type-C×2+Type-A×2)・家庭用コンセント端子×2もの接続端子を有しており、非常用としての利用の他にもアウトドアなどの利用に適しています。またブース内には参考出展としてさらに大容量でハイパワー(なんと100V/240Wの同時出力に対応し、さらに巨大化したためキャスター付き)の最上位モデル「Hako2400」もラインナップされているとのこと。

さらに60000mAhの容量にトーチ機能(イルミネーション店頭機能付き)を搭載して手軽かつアウトドア環境に向いた「Artmis 60K」、最大で合計240Wまでの6ポート同時出力による高速充電・ハイパワーな給電が可能なUSB充電器「Revo 240 PD3.1」が展示されていました。なお、Revo 240 PD3.1については大手の量販店と現在商談中で近日中に発売になる予定があるということです。


「Artmis 60K」(参考出展)。トーチ(ライト)機能を活かしてアウトドア用途に大活躍が見込めそう。ワイヤレス充電(Qi)に対応しているのも超グッド





「Hako2400」(参考出展)。ここまで大出力・大容量であればデスクトップPC+モニターですら動作も現実的なものになるでしょう



「Revo 240 PD3.1」(参考出展)。スマホやタブレットなどの充電だけでなく、USB Type-C給電で動作するコンパクトモデルのPC+モニター用の電源として常用するのにも持ってこいかも

ということで、駆け足気味でしたが、会場内を回って見つけたモバイル関連のユニークな製品を紹介しました。こういった日本国内では珍しいものを展示会に足を運んで実際に目にすることができるのはとても楽しいものです。これらの製品がすべて日本国内向けに展開されるかどうかは市場の期待やニーズ次第ではありますが、是非ともリリースして(筆者個人的にも)欲しいものも数多くあり、期待したいところです。


VOLTME ポータブル電源 収納パネル設計 577.2WH 大容量 バックアップ電源 RGBランプ 液晶画面 BMS電池保護機能 純正弦波 軽量化デザイン PSE技術基準適合 キャンプ 車中泊 アウトドア 電力確保 節電 停電対策 防災グッズ


記事執筆:河童丸


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