ライスペーパーで鶏唐⁉鶏もも肉包んで揚げる「ライスペーパーから揚げ」に挑戦!2度揚げで極上食感♡

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最近よく耳にするのが、ライスペーパーを使った料理。特にSNSでにぎわっているようで、2023年10月3日の情報番組『あさイチ』でもライスペーパー料理が特集されていました。水で戻したライスペーパーで何かを包むだけでなく、包んで焼く、包んで揚げるところまでレシピが進化!「ライスペーパーから揚げ」は、下味を付けた鶏もも肉をライスペーパーで包んで、衣代わりにするそう。これは初めて見るレシピ。外側がカリカリになるのかしら?

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レシピ考案者・ケンミン食品公式X(旧Twitter)がこちら!


ポストされた画像で、真ん中の段の右側が「ライスペーパーから揚げ」です。ライスペーパーで包んでいるので、春巻きのように見えますね。

ちなみに、番組でライスペーパーレシピを教えていたのは、ケンミン食品マーケティング部の獅子原里実さん。ライスペーパーを使えば唐揚げ粉は不要、肉汁もライスペーパーの中に閉じ込めることが出来るそうですよ。

唐揚げレシピはさまざまなものがありますが、ライスペーパーで包むレシピは初めて見ました!面白いアイデアなので、挑戦してみます。

唐揚げ粉不要♪「ライスペーパーから揚げ」を作ってみた!

番組では四角いライスペーパーを使っていましたが、入手出来なかっため、直径22cmの丸いライスペーパーで作ってみます。



【材料】(4人分)
ライスペーパー…8~12枚
鶏もも肉…2枚 ※今回は420g使用
酒…大さじ4
濃口しょうゆ…大さじ2
にんにく(すりおろし)…小さじ2
しょうが(すりおろし)…小さじ2
塩・こしょう…各適量

1.鶏もも肉を大きめに切り、軽く塩とこしょうを振ります。



番組では鶏もも肉1枚を4等分に切っていましたが、ライスペーパーで包みやすいように、ふた口サイズくらいに切りました。今回は11個に切れたので、ライスペーパーを11枚使って包むことにします。

2.ポリ袋などに鶏もも肉、酒、しょうゆ、にんにく、しょうがを入れて、袋の上から揉み込みます。



下味を付けるのにポリ袋を使うので、洗い物が減ります♪



鶏もも肉、酒、しょうゆ、にんにく、しょうがを入れたら、袋の上からよく揉みます。今回は10分くらいおいて、味をなじませました。

3.ライスペーパーを水に約20秒浸して戻します。そのライスペーパーの下の方に下味を付けた鶏もも肉を置いて、空気を抜きながら包みます。



ライスペーパーはぬるま湯ではなく水で戻した方が扱いやすいそうですよ。直径22cmのライスペーパーを浸すボウルがなかったので、フライパンに水を入れてライスペーパーを戻しました。



水に20秒浸しただけではライスペーパーが少し硬いので、少しだけお皿に置いておき、ふやかすと包みやすいやわらかさになりました。春巻きを作る時のように、左右のライスペーパーを折り込んで包みました。

ライスペーパーは水を含むと、あっという間にもちもちとしてくっつくので、1度に揚げられそうな個数だけ包むのがおすすめ。今回は、先に5個包みました。

4.170℃の油で片面2分ずつ揚げます。



ライスペーパーは菜箸で触れると破れる可能性があるので、油に入れたら触らないのが鉄則です。



2分経ってスプーンでやさしくひっくり返すと、ライスペーパーが白っぽく変わっていました。画像左側の唐揚げは、残念ながらライスペーパーが半分剥がれてしまいました。ひっくり返した面も触らずに2分揚げました。

5.両面を揚げたら、一度唐揚げをお皿に取り出し、5分ほど休ませます。



片面2分ずつ揚げた「ライスペーパーから揚げ」は、余熱で鶏もも肉に火入れします。この間に残りの鶏もも肉をライスペーパーに包んで揚げました。



6.5の唐揚げを高温の油で片面1分ずつ揚げます。



油を切っておいた「ライスペーパーから揚げ」を、高温の油で両面をサッと2度揚げ。ちなみに油の温度は、190℃です。

『あさイチ』の公式レシピには特に温度などの記載はなかったのですが、ケンミン食品のレシピに「190℃」とあったため、高温の油で揚げました。

ライスペーパーはある程度固まっているのですが、穴が開かないようにスプーンでやさしくひっくり返しました。



ところが…。
実は最初に油を切った時、唐揚げをキッチンペーパーの上に直接置いたのですが、カリッと揚がっていないライスペーパーがくっついて剥がしにくくなるというハプニングが!

網やザルに上げ、その下にキッチンペーパーを置いておくとくっつかないと思います。でも、この油の切り方だとライスペーパーの油がうまく切れずに結構ベトベトな揚げ上がりに…。手のひらにキッチンペーパーを置いてそっと包み、油を吸い取りましたが、上手な油の切り方を知りたいと思いました。

カリッと揚がった部分は鶏皮のよう!肉の脂も合わさってちょいヘビー?



『あさイチ』で紹介されていた「ライスペーパーから揚げ」が完成しました。2、3個はライスペーパーが半分剥がれてしまいましたが、なんとか包んだ状態のまま揚げることが出来ましたよ。

ライスペーパーで包まれているので、春巻きのような見た目ですね。



画像左はライスペーパーが剥がれずにきれいに揚がったもの、画像右は半分剥がれてしまったものです。中温と高温の2度揚げにしたことで、ライスペーパーはこんがりと色付きました。



上手に揚がった方を切ってみると、鶏もも肉もきれいに揚がっています♪食べてみると、パリッとした部分があるものの、ライスペーパーが油っぽく、さらに鶏皮から出た脂も中から溢れるので全体的にオイリーな味わい。

お肉に下味を付けたので、にんにくの風味はするのですが、油とにんにくの力強さ、もちもちのライスペーパーの食べ応えが合わさって、40代の筆者にはかなり重たい…。

鶏もも肉ではなく、鶏むね肉やささみを包んで揚げた方がお肉自体がさっぱりとしているので、全体的にバランスの取れた唐揚げになりそうでした。

ライスペーパーで包むとジューシーに仕上がる!



ライスペーパーで鶏もも肉を包んで揚げた「ライスペーパーから揚げ」は、繊細なライスペーパーを破らずに揚げる点、揚げた後の油を切る点が難しく、ライスペーパーの扱いに慣れれば上手に揚げられるのかなと感じました。

ライスペーパーで包んで揚げると、鶏もも肉が直接油に触れないので、ジューシーに仕上がります。ただ、鶏皮を付けたままだったので皮からも脂が出て、一般的なカラッと揚がった唐揚げに比べると、「ライスペーパーから揚げ」1個に含まれる油の量は、かなり多いように感じました。

さっぱりとした唐揚げがお好きな方は、鶏皮を外して使った方がよさそうです。

ライスペーパーを使った料理が流行っているので、挑戦し甲斐はありますよ。気になる方はぜひ作ってみてくださいね。


<参考文献>
Web

『ケンミン~ライスペーパー唐揚げレシピ♪カリカリ衣の新食感メニュー~』
https://www.kenmin.co.jp/recipe/?m=Recipe&kw=ライスペーパー%E3%80%80唐揚げ&id=51171