『ゴジラxコング』尾上松也、宮野真守、鈴木もぐら、真矢ミキら吹替キャスト14名発表!
4日、怪獣王ゴジラとキングコングが新たな脅威に対峙するハリウッド映画『ゴジラxコング 新たなる帝国』(4月26日全国公開)の日本語吹き替えキャストが発表され、前作『ゴジラvsコング』から続投する歌舞伎俳優の尾上松也に加え、声優の宮野真守、お笑い芸人の鈴木もぐら(空気階段)、俳優の真矢ミキらが主要キャストを務めることが明らかになった。『ゴジラ-1.0』の田中美央など、シリーズに縁のある声優陣も参加する。
尾上は、前作で世界を救った一人であるバーニー役で続投。さらに、シリーズ初参戦となる宮野は巨大生物専門の獣医師・トラッパー役、鈴木は探査機ヒーヴのパイロット・ミケル役、そして真矢は秘密組織モナークの長官・ハンプトン役を務める。
そのほかにも『ゴジラ』シリーズと縁の深い声優陣が集結。大のゴジラファンとして知られるフリーアナウンサーの笠井信輔やアイリーン役で続投する坂本真綾をはじめ、大塚明夫(西武園ゆうえんち『ゴジラ・ザ・ライド』ナレーション)、立木文彦(『ちびゴジラの逆襲』ちびヘドラ役)、田中美央(『ゴジラ-1.0』駆逐艦雪風元艦長・堀田役)、幸田夏穂(アニメ『ゴジラS.P』李桂英役)、福山潤(『ちびゴジラの逆襲』ちびゴジラ役)、内田真礼(『ちびゴジラの逆襲』ちびミニラ役)、高橋李依(『ちびゴジラの逆襲』ちびモスラ役)、そして、USJのアトラクション「ゴジラ対エヴァンゲリオン・ザ・リアル 4-D」でゴジラと対峙(たいじ)した三石琴乃も参加。「ゴジラのテーマ」にあわせてキャスト陣を紹介した特別動画も公開されている。
監督は、前作と同じくアダム・ウィンガードが担当。レベッカ・ホール(アイリーン役)、ブライアン・タイリー・ヘンリー(バーニー役)、ケイリー・ホトル(ジア役)ら前作キャストも続投し、新たにダン・スティーヴンス、ファラ・チェンが出演する。主要キャラクターの吹き替え声優のコメントは以下の通り。(編集部・入倉功一)
尾上松也
前作に引き続き参加させていただき、ゴジラとコングの絆がより高まっていく様を観ながらアフレコをさせていただくのはとてもワクワクしました。前作よりもバーニーの活躍シーンが増えていたのも嬉しかったです。
本編を観させていただき、映像の美しさや迫力が凄まじく、ゴジラとコングのバディ映画にもなっていますので、2大キャラクターが手を携えていく姿には感動しました。ここまでしっかりとモンスター同士が手を組んでいる映画もないのではないかという気もしましたし、とても新鮮な体験でもありました。
「モンスター・ヴァース」シリーズは日本のゴジラとはまた違うスケールの描き方であり、展開の奇抜さや面白さがあって、今後もまだまだ色々な展開が望めると思います。自信をもっておすすめできる作品になっております。
宮野真守
劇場アニメのゴジラで声優をさせていただいたのですが、吹替という形でもゴジラに携わることができて嬉しかったです。どういうアプローチが出来るのかドキドキしていたのですが、トラッパーが陽気なお医者さんだったので、彼の空気感に乗っかりつつも、明るいだけじゃなく芯の通った人だというところを出せたのではないかと思います。
子どもの頃からゴジラが大好きでしたが、今回の「モンスター・ヴァース」シリーズは、また違う表現のゴジラで驚きました。ゴジラやコングたちが活発に動きまわる今作の世界観やアクションには感動しましたね。いま世界中でゴジラが盛り上がっています。子どもの頃からずっとカッコいいと思っていたゴジラが、世界中の人たちの心を掴んでいるということ、そしてそんなゴジラに携わることが出来て、とても光栄に思っています。
鈴木もぐら(空気階段)
最初にオファーが来たときは、パチンコのゴジラの方かなと思っていました。(笑) まさか本当の映画の方だとは思わなかったので、本当にビックリしましたね。
映像を観て、ゴジラとコングの初登場シーンは圧巻でした。ゴジラシリーズはどの映画も一発目に出てくる瞬間のインパクトが強いと思いますが、今作も凄かったです。
アフレコでは「俺はリーダーなんだ!」っていう偉そうな感じを出して欲しいと言われまして、今まで人の上に立ったことが無いので、それが難しかったです。褒めていただけるんでしたら今後も声優のお仕事を是非やりたいです。褒めてさえいただければ!
この度はゴジラ70周年、そして「モンスター・ヴァース」シリーズ10周年、おめでとうございます。30 年後のアニバーサリーの時に私が元気だったら、ゴジラ100周年をお祝いして全財産をゴジラに寄付しようと思います。
真矢ミキ
ゴジラとコング、凄い並びですよね。こんなスター同士が共演するんですね。
私の演じるシーンは緊迫の場面の連続でした。声優さんをリスペクトしてるので、そんな方々の中に入って演じるのは恐れ多かったですが、オファーを戴けたのは純粋に嬉しかったです。
小さい頃に兄と一緒によく遊んでいた「ゴジラの世界」にたっぷり浸かりました。アフレコが終わった後、「今、世界は大丈夫だろうか、怪獣たちに壊されていないだろうか」と錯覚するくらいの臨場感がありました。
生まれた時からゴジラがある時代に生まれて、私はすごい豊かだと感じでいます。ゴジラに守られている感じがしますし、勇気をもらえる。そして、ただただ難しいモラルだけじゃなく、何か忘れかけてるものを教えてくれているような気がします。ゴジラ70周年、おめでとうございます!