『中元日芽香の「な」』が、3月25日(月)午前7時に更新され、リスナーからのメールでの相談に答えた。

今回の相談は、「聞いてほしいことがあって初めて、メールします。それは同性から嫌われやすいことです。私は女性ですが、職場の女性たちから嫌われているというか、よく思われていない自覚があります。直接傷つけられたりするようないじめられているというわけではないのですが、逐一私の行動が女性同士の井戸端会議のネタにされていたり、会話するときに目を合わせてもらえなかったりします。これがよく思われていないと自覚した理由です。そうなった理由はなんとなくわかっています。それは私が異性との会話の方がしやすいからです。よく女性は感情で男性は理屈で考えるといいますが、私は理屈タイプです。だからかもしれませんが、同性とは会話が弾まないことが多いです。それに加えて、女性同士あるあるの「本人には言わないけど、陰でいう」ような会話やうわさ話も苦手で、思うことがあるならはっきり言えばいいのにと思ってしまい、女性の輪には参加できません。男性は全員年上ですが、何気ない会話もできるし、仕事上も何かと面倒を見てもらったり、指導してもらったりしています。そのことも女性からしたらいい気はしないのだと思います。ちなみにそういったことは今に始まったことではありません。高校生の頃は共学でありながら、40人中女子が10人だけというクラス編成で、その少ない女子とはうまくいっていませんでした。当時もいじめこそなかったけれど、女子からの心の距離は感じていました。仕事では取引先の女性とは上手くコミュニケーションが取れています。学生時代も他のクラスには親友がいました。きっと同じ職場とか同じクラスとか、寄せ集められた環境にいる同性がダメなのかもしれません。今は私のことを苦手に思う人とは一生相容れないだろうからしょうがないことだと思うようにしています。業務上必要な確認は私からも話しかけたりしますし、嫌われていても最低限の会話ができていればいいかと割り切っています。長くなりましたが、中元さんなら何か改善のためにもっと行動を起こしたりしますか?私が割り切っているとしたことに対しても思うことがあれば聞かせてほしいです」というもの。

この相談に中元は次のように答えた。

中元「男友達の多い女性とか女友達の多い男性、それぞれいらっしゃいますよ。相談者さんは今、社会人としてお仕事をされているので、職場の人と同級生というのは、また違うでしょうから合わないってありますよね。でも合わないのはしょうがない、と割り切って過ごすことは全然いいことだと思います。それで精神的にしんどくないのであればということですけれど。今の職場とか、高校にいた女性たちというのはいわゆる感情タイプの人が多かったんでしょう。井戸端会議を定期的に開催していたりして、集団で群れをなしてというのかな。共感しあうことで、居場所を作ると言われます。けれど、相談者さんが快適って感じる人との距離感というのが必要な時に集まって、必要以上にベタベタしない。そういうタイプというだけだと思います。お互いにとって良しとしていることが違うので、そりゃあ相容れないですよね。素敵だなと思ったのは、自分のことを影で何か言っている人たちを避難しない点です。恨んでるとか、仕返ししてやらないと気が済まないという発想ではないというのを聞いて、それが気持ちがいいなって思いました。私も自分のことを感情か理屈かと言われると、どちらかというと理屈タイプだって思ってるんですけれど、感情タイプに仲の良い友人もいます。その感情タイプの友人から心配されるのは、私からラインを送ったりとかご飯誘ったりとかはしないからこちらから声をかけてもいいものかためらってしまうことがあるって言われたことがあります。「私ばっかり誘ってるの気づいてる?」というふうに言われて、「これはこれは、申し訳なかった」というふうに。なので、大切な人にはちゃんと大切だよというのを伝える努力をしていけたらもっといいのかなって思いつつ、職場の人とか自分が関係性を努力して続けたいって思わない人との距離感というのは今のままでいいんじゃないかなって思うし、それができずに悩む方もいるであろう中で、しなやかでありそしてたくましいなというふうに思いました」