連載10周年! 世界一周125ヵ国の旅を振り返ります!

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連載10周年! 世界一周125カ国の旅を振り返ります!

10年続いたこの旅コラムもついに次回で最終回。さて、振り返ると、125ヵ国の旅ではいろんなことがありすぎて何を書いたら良いのやら。

というわけで、ChatGPT先生からの出題にちょいと手を加えて「旅人に聞きたい100の質問」に答えてみました。当コラムではその中から30問をセレクトしてご紹介!(完全版はマリーシャのYouTubeで公開予定)

【写真】マリーシャと125ヵ国を回った相棒のバックパック

<基本編>

Q1.旅に出たのはいつ?

A1.初めてのバックパッカー旅は2008年のヨーロッパ一周。同年、mixiで集まった旅仲間と車でアメリカ大陸を一周。2011年、オーストラリアで1年間ワーキングホリデー。世界一周に出たのは2014年2月からで、同時に当コラムを開始しました。

第1回「世界中のブルーを探しに行ってきます!」


「世界一周に行ってきます!」10年前の初々しい旅人マリーシャ

Q2.世界一周を始めたきっかけは何でしたか?

A2.ミステリーハンターに憧れていたから。地球の裏側ブラジルの「リオのカーニバル」にも行ってみたかったし、ちょうどブラジルW杯の年だったので。「やらない後悔」をしたくなかったので、結婚や出産などのライフイベントがある前に夢を叶えようと思いました。

第6回「ついに南米上陸! リオのカーニバルで大フィーバー!」
第19回「W杯満喫中! レシフェ&ナタールで青く燃えました!」


ついに念願のリオのカーニバルへ!


ブラジルW杯では週プレ本誌の取材も!

Q3.何かテーマを持って旅をしましたか?

A3.私には「世界でギターを弾く」とか「世界の人の髪を切る」とかの才能がなかったので、大好きな青い海の絶景を探そうと思いました。このコラムも当初「ブルーハンター」というタイトルがありましたが、旅先は海ばかりではなく、国数もどんどん増えていったのでただガムシャラに未知の国へと旅をするスタイルになっていきました。

第314回「ブルーハンターが出会った世界の"青い絶景"5選」


ブルーハンターとして連載100回目の記事はモロッコの青の街シャウエン

Q4.予防接種は打ちましたか?

A4.日本よりずっと安価で済むタイ・バンコクの赤十字病院で、黄熱病、狂犬病、A型肝炎、混合(破傷風、ジフテリア、百日咳、ポリオ)のワクチンを両腕にズブズブ打ちまくり。病院はスネークファームと併設しているのでついでに首に蛇も巻いてみました。

第2回「総選挙後の街は平和。"微笑みの国"で虎と戯れました!」


スネークファームで蛇を首に巻いてみた

Q5.旅のルートと期間は?

A5.タイで予防接種を打った後、オセアニアから南米に半年旅して一旦帰国。ハードな旅と神経を使いすぎたせいか帯状疱疹に。

その後は3ヵ月ごとに一時帰国を入れるスタイルで、アジア、インド周遊、中米、カリブ海、ヨーロッパ、ユーゴスラビア圏、北欧、アフリカ、中央アジア、中東、インドネシア周遊などエリアごと旅して5年間ほどかけ125ヵ国達成。次はモンゴルや中国を狙っていたところでコロナ禍となり中断。


南米三大絶景のひとつイグアスの滝


「死ぬまでに見たい絶景」と言えばウユニ塩湖


南米の旅では天空遺跡マチュピチュも外せない

<持ち物・お金編>

Q6.愛用しているバックパックはどんなもの?

A6.メインに使っていたのはコールマンの35リットルのバックパックで旅人界では最小クラス。いつも大体9kgで出発し旅中は最大12kg程に。

荷物の少なさで旅の達人ぶっていましたが、単純にチビだからこれ以上重いと背負えないのと、機内持ち込みサイズに収めたかったからの工夫です。何度も盗まれかけたりロスバゲしても必ず私の元へ戻ってくる、一緒に世界を回った大事な旅の相棒です。


ボロボロになりながらも私の旅を支えてくれた相棒


Q7.必ず持って行く持ち物は?

A7.パソコン。ハードディスク。狙われにくい小型ミラーレスカメラ(写真的には一眼レフにすれば良かったという後悔もあるけど、当時は危険回避を優先)。海外対応のタコ足配線やドライヤー。タオルの代わりに手ぬぐい(速乾性がありかさ張らないので)。シーツや敷物になるパレオ。

日本の小さくて丈夫な折り畳み傘は意外と大事。カラビナやS字フック。安宿のロッカー用にダイヤル式南京錠。自転車用のワイヤー錠もバス内やレストランなどちょっとした時に荷物を盗られないようくくりつけておくのに便利。


最軽量のミラーレスカメラを常に首にぶら下げていました(チリ・アタカマ)

Q8.ガイドブックは持っていきますか?

A8.重いのでなるべくなら持ちたくないけど、やはりあると便利。私は『地球の歩き方』が主でしたが、英語が読めれば『ロンリープラネット』は情報量が多く役立つと思いました。

Q9.どんな服を持っていきますか?

A9.寒がりなのでヒートテックはもちろん防寒着は必須。ユニクロのロングダウンは上下を逆さまにしてフードに足を入れて寝袋代わりにしたことも。ワンピースとビキニも必ず。黒いストールは中東で役に立ちました。但し、我流で巻いていたので空港で「忍者」と間違われましたが。

第188回「中東の島国・バーレーンでネコババもできず...忍者に間違えられた旅人」


黒いストールは中東で役に立ちました

Q10.お金の管理の仕方は?

A10.財布の中身は現金50米ドル程度にクレジットカード。使わない現金はマネーベルトか、"ポケットを縫い付けたパンツの上にはくパンツ"に隠していました。両替に強い米ドル札を10〜20万円分くらい入れていたので、「10万パンツ」と呼んでいました。

Q11.1日にいくら使いますか?

A11.宿代込みでアジア1000〜2000円、欧米3000〜5000円、北欧など物価の高いエリア7000円程度。観光やアクティビティ、物価の高い国やリゾート、飛行機代などは別途。


2泊3日の現地サファリツアーは6万円ほどでした

<病気・トラブル編>

Q12.旅中に病気になりましたか?

A12.フランス・パリで14ユーロの安宿で南京虫に刺されてベルギーの病院に駆け込みました。激しい痒みがかなりしんどかったので二度と経験したくないです。(閲覧注意レベルの画像は過去記事で見てね!)

第73回「閲覧注意! ついにこの旅最大の"宿敵"現る!」

Q13.旅最大の事件は何ですか?

A13.忘れもしないアルゼンチン・ブエノスアイレスでのケチャップ強盗。電化製品などの貴重品や旅友のパスポートが奪われ、トラウマで観光もできず警察や大使館通い。

南米の旅が始まったばかりだったし、まだ旅人としてのメンタルも弱く泣きじゃくりました。帰国するか迷うレベルの辛い旅の洗礼でしたが、危機管理能力もアップしたし、その後トラブルに遭っても「またか」と冷静に対応できるほど逞しくなりました(都度思いっきり凹みますが)。

第8回「強盗に襲われた! ブエノスアイレスは真昼間でも危険度MAX!」

Q14.忘れられない旅の失敗談はありますか?

A14.未承認国家ナゴルノ=カラバフに行った帰りに、エレバンの市内バスでスリにあったこと。モゾモゾと動かれたことを痴漢と勘違いし無視していたら、紐をつけていた財布を上手に外されていました。

ポーチごとハードディスクも持っていかれ旅の大事な画像を盗まれたのが本当に悔しくて悔しくて忘れられない。疲れていたせいか疑いもせず不注意だったし、ここはバスに拘らずタクシーを選ぶべきコースだった! 色々判断ミス!

第195回「未承認国家ナゴルノ・カラバフの子供たちが投げかける答えづらい質問」
第196回「未承認国家からの帰り道に事件発生! アルメニアの警察で質問責めに」


アルメニアのエレバンは良い街だったのに! スリにさえ遭わなければ!

Q15.旅中に死ぬかと思ったことはありますか?

A15.何度か。ペルーでマチュピチュに向かう道が危険な崖っぷちのデスロードだったり、線路を歩いていたらトンネルの中で列車が来てしまった時。

ナミビアからの長距離バスが故障し、ヒッチハイクで南アフリカ・ケープタウンに着いたらもう暗くなっていて、路上でナイフを出され「マネー」とせがまれた時。アメリカの秘境ザ・ウェーブで道を失い冬の遭難をしかけた時。

第17回「デスロードを越え、古代インカの天空都市マチュピチュへ!」
第157回「強盗に遭う確率が150%はケープタウンでも!? 南アフリカでヒッチハイク、ナイフを出されて死ぬかと思った話」
第132回「世界一の秘境『ザ・ウェーブ』に当選!...したけど、死の予感に遭遇!?」

はぁ〜、生きてて本当に良かった!


このトンネル内で列車がきて体スレスレだったよ!と訴えている


ザ・ウェーブは最高だったけど、遭難しかけた時は恐怖すぎた!

次回「世界125ヵ国を周った旅人に30の質問<後編>」はいよいよ本当に最終回!

世界のグルメや異文化交流、絶景などを語ります!(3月21日配信予定)