3月4日は3姉妹の日 史上初の“3姉妹GI制覇”が期待できる馬は?
3月4日は「三姉妹の日」。「さん(3)しまい(4)」の語呂合わせから三姉妹総合研究所が制定した記念日だそうだ。そこで今回は史上初の3姉妹によるGI制覇が達成できそうな馬を紹介したい。
これまでに3きょうだいのGI制覇は4組ある。達成の早い方から順に、母ダンシングキイのダンスパートナー、ダンスインザダーク、ダンスインザムード、母ハルーワスウィートのヴィルシーナ、シュヴァルグラン、ヴィブロス、母シーザリオのエピファネイア、リオンディーズ、サートゥルナーリア、母クリソプレーズのクリソライト、マリアライト、クリソベリル。しかしながら、牝馬のみの“3姉妹”によるGI制覇は未だかつてない。
姉2頭がGI馬、かつデビューを控える妹がいる=近々に達成の可能性があるのは3組だ。まずは母ハルーワスウィート。ヴィルシーナとヴィブロスの妹となるエヴァンスウィート(牝3、栗東・友道康夫厩舎)はここまで4戦0勝。デビューから3着、2着、4着、5着と全て人気以下の着順だが、体型的にまだまだ成長途上の印象が強い。兄姉も本格化は3歳夏以降だったので、ここからの飛躍を期待しよう。
続いては母クロノロジスト。こちらはノームコアとクロノジェネシスがGI馬となっている。妹のクロノネクサス(牝3、栗東・斉藤崇史厩舎)は近々にデビュー予定。さすがに春のクラシックは間に合わないだろうが、秋の大舞台なら可能性はある。また、ドレフォン産駒の「クロノロジストの2023」にも大きな期待がかかる。
最後に紹介するのは母ブチコ。ソダシ、ママコチャの妹となる「ブチコの2023」は白毛のモーリス産駒だから、デビューを迎える時には大きな話題となるはず。ブチコが12歳と若いので、先述の母ハルーワスウィート、母クロノロジストに比べて、3姉妹GI制覇の可能性は最も高いだろう。
ありそうでなかった3姉妹によるGI制覇。達成されるのがいつになるのかは神のみぞ知るところだが、その際は大きな拍手を送りたい。