ByteDanceが開発した高速画像生成モデル「SDXL-Lightning」のデモアプリがAIエンジニアのアレックス・ボルコフ氏によって作成されました。デモアプリには「fal.ai」がホストする画像生成AI高速処理APIが使われているほか、「Groq」が提供する大規模言語モデル「Mixtral」の高速実行APIを組み合わせることで簡単な文章を入力するだけで画像生成AI向けに最適化したプロンプトを高速生成して瞬時に高品質な画像を生成できるようになっています。

ThursdAI Feb 22nd - Groq near instant LLM calls, SDXL Lightning near instant SDXL, Google gives us GEMMA open weights and refuses to draw white people, Stability announces SD3 & more AI news

https://sub.thursdai.news/p/thursdai-feb-22nd-groq-near-instant



SDXL Lightningは以下のデモページから試すことが可能です。

SDXL Lightning - by fal.ai

https://fastsdxl.ai/

どれだけ爆速で生成されるのかは、以下のムービーを見るとよくわかります。

爆速でStable Diffusion XLが画像を自動生成してくれる「SDXL Lightning」を使ってみた - YouTube

ページはシンプルで、「Prompt」にプロンプトを、「Seed」にシード値を入れると、入力欄の下に生成された画像が自動で表示されます。



シード値を書き換えるか、シード値入力画面の右にあるアイコンをクリックしてシード値をランダムに切り替えると、画像が爆速で生成されます。



推論にかかっているのは100ミリ秒〜200ミリ秒。画像を生成してブラウザに表示するまでおよそ1秒程度で、かなりの速度で画像を生成できていることがわかります。



もちろんプロンプトを書き換えると、すぐに新しい画像が生成されました。



これだけ爆速で画像が生成されるので、プロンプトに入力するとその都度画像が生成されていきます。以下のムービーは、「japanese anime blue hair two girls eat ramen outside snow winter night」というプロンプトを入力欄に打ち込むところで、プロンプトが長くなるにつれて生成される画像がどんどん変化していく様子を見ることができます。

「SDXL Lightning」でプロンプトを入力するとリアルタイムで画像が生成して変化していく様子 - YouTube

SDXL Lightningのデモのコードは、以下のGitHubリポジトリにホストされています。

GitHub - fal-ai/sdxl-lightning-demo-app: A demo application using fal.realtime and the lightning fast SDXL API provided by fal

https://github.com/fal-ai/sdxl-lightning-demo-app