オニャンコポン11カ月ぶりの復帰戦 洛陽Sでひさびさの白星挙げるか
一昨年の京成杯覇者のオニャンコポン(牡5、美浦・小島茂之厩舎)が、土曜京都11Rの洛陽ステークス(4歳上・リステッド・芝1600m)で11カ月ぶりの実戦に挑む。
オニャンコポンは父エイシンフラッシュ、母シャリオドール、母の父ヴィクトワールピサの血統。祖母のサプレザは英G1のサンチャリオットSを09年から11年まで3連覇した名牝。09年から11年にかけては3年連続でマイルCSに参戦し、3着→4着→3着と安定した走りを見せた。ちなみに個性的な馬名は「偉大な者(アカン語)」という意味で、猫に関係しているわけではない。
ここまで11戦3勝。3歳時に京成杯を制し、クラシックに参戦。皐月賞が6着、日本ダービーが8着と上々の走りを見せた。その後は勝利に手が届いていないが、全5戦で7着以内。前走の六甲Sで2着に食い込むなど、さすがは重賞ウイナーという走りを見せている。
今回は右前肢管骨の骨折のため、11カ月ぶりのレースとなるが、ここまで約1カ月をかけて乗り込みは入念。時計もしっかりと出している。自身を含めて重賞勝ち馬が僅か3頭というメンバー構成なら、2年ぶりの勝利に手が届くシーンもありそうだ。