電卓を作り続けて50年超。カシオの技術を結集させた「S100」のこだわり仕様に刮目せよ
CASIO(カシオ)の名を聞いて同ブランドを代表する耐衝撃ウオッチ「G-SHOCK」を思い浮かべる人も多いと思われますが、正式な社名である「カシオ計算機株式会社」が示すように、1957年の創業時は電気式計算機などをメインに生産。後に発表した電子式卓上計算機(いわゆる電卓)の開発・製造・販売を皮切りに電子機器メーカーとして大きな飛躍を遂げ、現在に至るまで世界中にその名を轟かせる大企業へと成長しました。
そんなカシオから、電卓の最高級モデルである「S100」シリーズの新作が登場。カシオの全世界の工場を統括する中枢的な存在であり、最先端の生産環境を有するマザーファクトリー・山形カシオにて生産された“MADE IN JAPAN”のフラッグシップモデルで、デザイン、マテリアル、機能と、全てにおいて妥協のないハイクオリティな仕様となっています。
「S100」シリーズは、上質感はそのままに持ち運びがしやすいコンパクトサイズの「S100NB」(3万6300円)と、デスクワークや商談での使用に適したスタンダードサイズの「S100X」(3万8500円)の2種類。各モデルともブラックとブルーの2色展開です。
▲「100NB」
「100NB」は146mm×89mm×厚さ9.9mmで、重さは160g(電池込み)。高品位な佇まいや優れた打ち心地を小型サイズで表現するため、キーの配置や表示エリア、各キーに施されたダイヤカット面の幅など、最適なバランスを追求した仕上がりになっています。
アルミ処理の質感を活かした品のある背面デザインを備え、バー状のゴム足を2箇所に配置することで計算時の安定性を高めるとともに、持ちやすさにも貢献します。丸みを帯びた側面は持つときに指があたる部分は平らに近づけるなど、美しさと高いホールド感を両立した形状になっています。
▲「100X」
「100X」は183mm×110.5mm×厚さ17.8mmで、重さは265g(電池込み)。ラウンド/小数点セレクターのレバーに個性的な輝きを生み出すスピン目仕上げを採用し、裏面には幾何学模様が刻まれたエラストラマー樹脂製ストッパーを配置しています。
液晶部に角度が付いており、デスクなどに置いて計算する際の視認性を確保。自動的に小数第2位で小数点を表示するアドモード計算(ADD₂)を備え、同一小数位(ドル・ユーロ計算など)の加減算がスムーズに行えます。
両モデルの共通仕様として、表示桁数は12桁、液晶部は低反射&高コントラスト液晶・FSTN液晶が用いられ、両面反射防止コートによりどんな光源下でも数字や情報を鮮明に表示。さらに液晶の文字色も万年筆のインクをイメージした品のある紺色を採用するなど、高品質かつこだわりの仕様となっています。
キーは薄型のアイソレーションキー、またパソコンのキーボードでもお馴染みのパンタグラフ構造を採用し、早打ちでも的確に反応しつつ上質で心地よいキータッチを実現。キーから指を離す前に、次の次のキーまで入力を認識する機能「3キーロールオーバー」を備え、さらにキーの形も指の動きに合わせて配列後に形状を変えるなど、早打ちもできるようになっています。
また、長期間の使用でも数字が消えない2色成形仕上げを採用しており(一部のキーを除く)、使い込むことで生じてくる“キー表示の消失”もしっかりケア。
抜群の使いやすさと高い機能性、上質さと格調高い雰囲気に加え、レーザー刻印によるシリアルナンバー入り=同じものが世にふたつとない“オンリーワン”となるところも大きな魅力となりそう。自分用はもちろん、ギフトとしてもいいかもしれませんね。
<文/&GP>
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