Twitter創業者の決済企業「Block」が従業員の1割削減計画を開始、ジャック・ドーシーいわく「事業の成長に対して会社が大きくなりすぎた」
Twitter創業者のジャック・ドーシー氏が設立した決裁サービス企業「Block」が従業員の削減を始めたことが明らかになりました。Blockは2024年末までに従業員の10%を解雇する予定です。
Jack Dorsey's Block starts cutting jobs under previously disclosed plan - source | Reuters
https://www.reuters.com/technology/jack-dorseys-block-starts-cutting-jobs-under-previously-disclosed-plan-source-2024-01-30/
https://www.coindesk.com/business/2024/01/30/jack-dorseys-block-inc-begins-layoffs-under-previously-disclosed-plan-to-cut-staff-by-10/
Blockはジャック・ドーシー氏が2009年に設立した企業です。設立当初の社名は「Square」でしたが、2021年に「Block」へと社名を変更しました。
決済サービス「Square」が「Block」に社名変更 - GIGAZINE
Blockは決裁サービス「Square」や個人間送金アプリ「Cash App」、ブロックチェーン関連の開発プラットフォーム「TBD」など多様なブランドを展開しています。中でも広く知られているのが決裁サービスのSquareで、日本でもSquareの決済システムが多くの小売店などで導入されています。
新たに、Blockが2024年1月最終週に従業員の解雇を開始したことが明らかになりました。報道によると、Blockは2023年11月に開催した2023年第3四半期決算会見で「当社は1万3000人の従業員を抱えているが、2024年末までに従業員を最大10%削減する」と表明していたとのこと。今回の解雇は2023年に表明されていた解雇計画の一環と見られています。
なお、2023年11月にはジャック・ドーシー氏が従業員に宛てて「我が社の規模は、事業や収益の成長を上回っている」というメッセージを送っていたことも報じられています。このため、Blockの解雇計画は会社のスリム化を狙ったものと見られています。