今年のクルマ&バイクは誰もが納得の3台!電動キックボードもお忘れなく【&GP編集部AWARD 2023】

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【&GPのポチる前に聞きたい話】

&GP編集部AWARD 2023「クルマ/乗り物部門」

※この記事はポッドキャストの音声を「CLOVA Note」を使って文字起こしし、再構成したものになります

【出席者】
澤村:&GP編集長(クルマ/乗り物担当)
円道:&GP副編集長(司会・クルマ/乗り物担当)
若澤:&GP編集部員

 

■EVシフトを顕著に感じたジャパンモビリティショー

円道 年末特別企画。2023年を振り返るということで「&GP編集部AWARD」です。AWARDなんて偉そうなことを言っていますが、勝手に我々編集部が「あれ良かったよね」と言ってるだけのグダグダポッドキャストをお送りしております。

今回は、クルマ・乗り物なので、自転車やバイク、電動キックボードなどなど、いろいろと話していければなと思います。まずは&GP編集部のメンバーを紹介します。私、司会をやっております&GP円道と申します。そして、

澤村 澤村です。よろしくお願いします。

若澤 若澤です。

円道 この3人でお送りしております。クルマ・乗り物は、澤村編集長と私、円道が担当してるんですが、当然ですが我々専門媒体ではございません。 深い話はできませんので、その点、ご容赦いただければと思います。ということで澤村さん、今年のクルマ、なんか気になったことはありますか。

澤村 はい。全体的に見ると、特にヨーロッパなんですけどEVはやっぱり全盛かなと。ロールスロイスもEV出したし、あとそうですね、この前のジャパンモビリティショーでもフォルクスワーゲンとかBMWとか各社出してきましたし。

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あとちょっと目立ったのは、今までと違ってEVがガジェットに。ソニーがクルマに参入したり、 他のIT企業が参入するみたいな話もありますけれども、韓国のヒョンデとか中国のメーカーとか、そういうところがEVに参入して、日本にも上陸してきたっていうのは、やっぱり大きなことじゃないかなと思いますね。

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2035年、ヨーロッパのガソリン車を売らないっていうのは撤回されましたが、EV自体はこれから加速するんだろうなっていうところは、 世界的にはあるかなと思います。

ただ一方、日本に目を向けると、EV一辺倒じゃないっていうところが、他の国とは違うかなという。日本のメーカーは、いろんなユーザーのニーズに応えて、BEVだったり、ハイブリッドEVだったり、補助的にエンジン積んでるものが多かったりしますし、水素エンジンもありますし。そういう面では、日本の方が多様化しているかなってのがある。

 

■SUV人気は継続。中でも2023年最注目モデルはやっぱりランクル

澤村 そんな中、やっぱり話題と言えばトヨタのランクル。ランクル70と250。れに関してはもう毎度毎度、300の時もそうですけど、予約殺到に。70が予約開始されたんですが、あれが450万ぐらいだったかな、非常に安いなという印象です。

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あとは、日本ではまだ発売されるとアナウンスされてないんですけど、南アフリカとオーストラリアで発売されるジムニーの5ドア「ジムニーXL」とかは話題になりましたね。

円道 全世界的にSUV人気は変わらないですよね。

澤村 そうですね、SUVは人気高いですね。SUVの中でも、日本国内だとジープのラングラーとかね。背の高いクルマ。軽自動車もそうですし、背の高い車は人気ですよね。三菱のデリカミニとかもすごい注目を集めたし、やっぱり軽は人気ですね。

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円道 軽は相変わらず売れてますね。安くはないんですよ。安くないんですか。

この間『GoodsPress』クルマ担当の金子に聞いたんですが、「昔と比べて高くなったよね」って話をしたら「いや、そうじゃないんだよ」って。昔は何にもついてない、すっからかんのグレードがあったと。それだと本当に安くなるわけですよ。クルマの価格ってグレードによって違う。だから「百数十万円〜」みたいになるじゃないですか。1番安いところしか数字が出ない。

で、今のクルマは、あらかじめ最初からある程度つけた状態でしか売らない。だから最低価格が高くなってるだけで、たしかに物価高騰によって高くはなってるけど「すっごい高くなったってわけではないんだよね」って言われた時に、あ、そういうことねって。でもまあ、 やっぱり高くはなったなっていう感じはしますよね。

若澤 どのぐらい変わりました?

円道 昔は300万いったら高級車ぐらいの感覚だったんだけど、今もう300万なんてあっという間にいっちゃう。

澤村 そうですね。軽が250万とか超えるから。なので、さっき言ったランクル70が450万ってすごい安く感じる。

円道 確かに。

澤村 あともうひとつ、すごいなと思ったのが自動運転技術。日産のプロパイロットとか、手離して車線変更する。

若澤 えー

澤村 駐車も自動でできちゃうから。

若澤 うわ、いいな。

澤村 あれはすごいなと思ったね。実際乗ってみたけど

円道 怖くないですか、乗ってて

澤村 怖い。ダメだよ、ちゃんとハンドルに添えないと。ピラーにカメラがついていて、よそ見とかすると音がなる。

円道 (スバルの)アイサイトと一緒ですね。

澤村 あとオートクルーズとかも進化していて、ついていくだけじゃなくて、前のクルマの 加速に合わせて自動でスピード調整してくれるんだけど。自分が乗ってるクルマ(編集部注:ゴルフ2)が古すぎて、そういうのがないから。

若澤 確かに(苦笑)

円道 確かにそうですね

澤村 鍵を挿して回すってないからね、今のクルマ。

円道 そんなドヤって言われても、そうですよとしか言いようがないんですけど(笑)

若澤 前からの気もしますけど(笑)

 

■バイクは中免で乗れるハーレーが話題に

澤村 (話題を変えて)ま、EVみたいなのは、一部ね、バイクにもね

円道 電動バイク、めっちゃ増えてきました。&GPでも電動バイク、結構記事化はしているんですけど、反応はよろしくないというところがポイントかなとはちょっと思ってて。

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なぜかをいろいろ考えたんだけど、おそらくバイクにいま乗る人たちというか、バイクに興味がある人って結構中高年が多い。そういう人たちがバイクに何を求めてるかっていうと、便利さとかじゃなくて、鼓動感だったりとか音だったりとか、なんだろうな、楽しさみたいなものを求めている。一方の電動バイクって、めっちゃ静かで、めっちゃスムーズに動いてくれる。なるほど。確かに環境にいいのもそうだし、これからの(時代の)流れでいくと電動バイクなんだろうけど、 楽しさみたいなところも追求してほしいなっていうところではある。

ただ、バッテリーの規格という面ではバイク業界の方が早くて、みんなで統一していこうという話になっていて。バッテリーのステーションとかを今後整備していくみたいな話とかも出てるから、そこら辺は期待したいなって。

で、今年のバイクで言うと、やっぱりまあハーレーが一番。この間出たあの、昔で言う中免だから400cc以下?未満かな?しか乗れない人たちでも乗れるハーレが出たっていうのは衝撃だったかな。あれが70万円切るぐらいの価格だったから、それはもう。

澤村 電気じゃなくて、普通の、

円道 そうです。まさか中免でハーレーのオーナーになれるなんて。みたいな人たちはやっぱいっぱいいると思うので。

澤村 中免では乗れないX500っていうのもあるけどね。

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円道 日本の排気量分類って、世界的に見るとおかしな分類で。ないんですよ、何ccまで乗っていいよみたいなのって海外ではあまりない。だから、例えば50cc。制度改正をしようっていう話し合いがようやく始まったんです、警察庁を中心に。例えば普通免許、クルマの免許を取ったら、50ccいわゆる原チャリは乗れるってなってる。それが、125ccまでは乗れるようにするっていう。これ、なぜかというと、50ccがいま全く売れない。新しいのも出てこない。なぜかというと、いまの環境基準に合わせたものを作れない(※編集部注:新規開発の負担も厳しい)ということらしいのね。だから、50ccだともう無理だから、(原付一種免許で乗れる)排気量を大きくしてもらわないと無理(※編集部注:現行の原付二種モデルは排ガス規制をクリア済)ってメーカーがずっと言い続けていたのが、ようやく役所の方も動き始めたってことなんだけど。

これ、よく調べたら、(原付一種、普通免許で乗ってもいい)排気量は上げるけど、時速は30kmまでねとか、二段階右折はやってねとか。何も変わらない(最高出力も現行の原付一種と同じ)。ただ排気量が上がっただけっていうことらしい。もう本当にいまは原チャリが売れなくて、原チャリ買うんだったら電動アシスト自転車買うわみたいな人の方が多い。確かにバイクだと停める場所も苦労するし、いまあえて原チャリを買うという選択肢はなくなってきてるなとは思うんだけど。

澤村 でも125ccは、この前はヤマハのやつとか車種選べるようになってきている。

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円道 盛り上がってますね。あと、乗り物で言ったら、電動キックボード。(2023年7月に)いろいろ解禁みたいなところではあったんですけど、買ったって人いないですよね、周りに。

若澤 いないかな。

円道 都心部に行くと、Luupのシェアキックボードっていうのはあるんだけど、どうしてもね…。確かに、クルマのドライバーからすれば、まあまあ鬱陶しいだろうなっていう存在ではあるから。叩かれやすいなっていうのは、印象としてはあるんだけど。そこを今後どうしていくのか。

夏にLuupに取材した時は、別に電動キックボードを作りたかったわけではないって。次世代モビリティのひとつとして、結果的に電動キックボードになっただけで、他にいいものがあれば、そっちに行ってもいいみたいな雰囲気のことは言っていて。だから今後、燃料が電気になっていった時に、ラストワンマイルだったりとか交通弱者のためにだったりとかっていう部分で便利なものが出てくれば、別に電動キックボードじゃなくてもいいんじゃないという話になるだろうなっていう気はします。

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そこはEVとも繋がるところで、全世界的に電気がメインのエネルギーにはなってきている中で、日本はどうなっていくのかっていう。インフラの整備とか、いろいろ問題点はありますが、もう(電動化は)無視はできない状況だよねっていうところですね。

澤村 そうですね。クルマが今すぐEVになるかっていうのは、ちょっとわからないですが、小さいのからEVになるのは間違いなくて。特に電動アシスト自転車なんかは電動キックボードに近いものがあるので、まあ、あの辺からかなと思います。でも電動キックボード、服は要注意かなと思いますよ。

円道 あー、長いスカートとかだと、下手すりゃ巻き込んじゃったりもするわけだし。見てて怖い人もいますよね、Luupのシェアキックボード使ってる人で。

澤村 あとヘルメット問題とね。

円道 ヘルメットで言えば、今年(2023年)の4月から自転車乗る人も着用の努力義務が課されたわけで。何かあってから後悔では遅いので、できる限りヘルメットはかぶった方がいいかなって思いますね。

澤村 そこにまた新たなニーズがあれば、新しい発想を持ったヘルメットが出てくるかもしれないので。

若澤 確かに、それはそれで、楽しいかもしれないです。ファッション業界とかね、入ってきたりすると。

円道 入ってくるっていうよりも、巻き込んじゃえばいいんじゃない、って思ったりもしますしね。

若澤 今でも、キャップ型のヘルメットとかも。

澤村 出てたりしますよね。

円道 駐輪場って雨ざらしのところが多いから、ヘルメットを置いとくとビショビショみたいなことになりかねない。その辺とかも気にした何かがあるといいなって思ったりとか。折りたたみだけど、ちゃんと衝撃を吸収してくれるみたいなものとかがあると、持ち運べたりもするのでいいなって思ったりもしますしね。

 

■ではそれぞれの2023年AWARDモデルは?

円道 ちなみに今年発売された、いや別に今年じゃなくてもいいですけど、気になるクルマ、バイクを1台挙げるとしたらなんですか。

澤村 クルマもバイクも1台ずつで言うと、さっきも話に出ましたけど、ハーレーのX350と ランドクルーザーの70かな。

円道 おお(250ではなく)70ですか。オートマしかないですよ。

澤村 いや、あの、これは好みの問題もあるから。70の方が 個人的にはいいかな。でかいじゃん250。

▲手前からランドクルーザー250、ランドクルーザー70。奥が現行モデルのランドクルーザー300

円道 でかい。でも、300よりは小さい。プラドの後継ですよね。まあプラドも大きいか。

澤村 なんとなくナナマルの方が好き。なので、選ぶとしたらナナマル。

円道 若ちゃんはなんかありました?

若澤 僕は新型のプリウス。

円道 はいはい。

若澤 なんかちょっとかっこいいな思っちゃう。

円道 コンセプトカーっぽいよね。

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若澤 今までプリウスをかっこいいなって思ったこと1回もなかったけど、街中でたまに 走ってるの見ると、あれ? みたいな。そして後ろを見ると、プリウスって書いてあるから、かっこいいと思って。普通に欲しいなって思います。で、燃費もいいだろうし。

円道 燃費は圧倒的にいいよね。

若澤 そう。だから、そこらへん。そうですね、新型プリウスとか、あとレヴォーグ レイバックとかね。そこらへんはかっこいいなと思います。

円道 僕もプリウスは見かけるたびに「お!」ってなりますね。で、1台挙げるとするとですが、クラウン。クラウンが大きく変わったので、中でもSUVタイプのクラウンスポーツ。あれは振り切った感じがいいなっていう。

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円道 バイクは、撮影で山中湖の展望台に行った時にカップルのツーリングの人たちが来て、この人たちがエリミネーターに乗ったんですよ。なんかいいなって思って。中免しか持ってないけど乗れるなとか。そもそも今バイク置く場所がないから、ちゃんとバイクを見てないっていうのはあるんですけど。でもやっぱり(見ると)欲しくなるなって思いました、はい。

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円道 来年はもっとクルマ、バイクは力を入れてやっていきたいなと思っています。今年、&GP周りとしては『カーグッズプレス』という、&GPの元となる『グッズプレス』の増刊雑誌があるんですが、そこがWebサイトをスタートさせました。&GPからも行くことができるんですが。そちらもぜひ!というところではあるんですが、我々としても負けてらんねえぞっていう。ちょっと頑張って、来年はたくさんクルマ記事を作っていければなと思いますので、ご期待ください。

ということで、&GP編集部AWARD クルマ・乗り物部門、こちらで終了となります。ありがとうございました。

澤村・若澤 ありがとうございました。

>> &GP編集部AWARD 2023

 

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<構成/円道秀和(&GP)>

 

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