情報番組などメディアやイベントへの出演、新作文房具のプロモーションなど、文房具業界で依頼が引きも切らない“文具ソムリエール”の菅未里(かん・みさと)さん。新商品からロングセラーまで文房具を知り尽くした菅さんが、自腹を切ってまで手に入れたお気に入りの文房具とは?

 

発売から早10年、知る人ぞ知る蛍光マーカー

「片手で使えるペン?きっとノック式でしょ?ノック式は信用していないんだよね」という声が聞こえそうです。

 

ペンをノックしてペン先を出した状態のままにしたり、ペンケースや鞄の中で何かにぶつかった拍子にノックされてしまったり。ノック式で苦い思いをした経験があるなら、「どうもノック式は心配。その点、キャップ式なら安心!」となりますよね。

 

そんなキャップ式を愛する人へおすすめしたいのが「蛍光オプテックス2EZ」です。

ゼブラ
蛍光オプテックス2 EZ
各100円(税別)
10色展開

 

2013年に発売されてから早10年。すっかり定着したかと思いきや、まだまだ知らない人も多い、キャップを“押して”開ける蛍光ペンです。

 

どのようにキャップを押すのか、よく見てください。キャップに切り込みがありますね。

↑一般的なキャップにはない切れ込みがあることがわかる

 

キャップを指でつまんで両側から切り込みの内側を軽く押すと、ペン本体からキャップが外れます。

↑親指と人差し指でつまんで軽く押す

 

ぎゅっと強い力でつまむ必要はなく軽くキャップを押すだけです。

 

一般的なキャップ式の蛍光ペンの場合、キャップを外す際に力が必要だったり、キャップを外す際に手首が捻じれたり、手首に衝撃を受けるのがつらい方もいますよね。しかし、「オプテックス2 EZ」は“つまんで押すだけ”なので衝撃はありません。

 

オプテックスシリーズには太字だけの「蛍光オプテックス1 EZ」と太字と細字を使える「蛍光オプテックス2 EZ」の2種類があります。私はほぼ太字の方しか使わないのですが、なんとなく細字もあったほうがお得な気がして「2」のタイプを使っています。

↑両端にペン先がある「蛍光オプテックス2 EZ」

 

お値段なんと、税込110円のハイコスパ!

さりげなく便利な蛍光ペン、いったいいくらなのかお値段が気になりますよね。なんと1本110円(税込)です。カートリッジ式のため本体を捨てずに繰り返し使うことができ、カートリッジは3本入りで132円(税込)と文句のつけようがありません。試さない理由があるでしょうか?

 

さらに全10色展開でマイルドカラーではないパキッとした色の蛍光ペンとしては色数も豊富です。

↑「蛍光オプテックス2 EZ 10色セット」(税別1000円)。バラ売りも用意されている

 

↑手帳やイラストにも使えそうなカラー展開

 

資料整理や調べ物のお供である蛍光ペン。あまり意識せずに買っている人も少なくないでしょう。しかし、快適に使える隠れた名品があるのです。この機会にぜひ蛍光ペンも良い物を選んでみてください。