嵐・松本潤主演のNHK大河ドラマ『どうする家康』は2位に

 2023年も多くのテレビドラマが放送された。『VIVANT』(TBS系)のような大ヒット作はあったものの、全体的には“不作”の年であった感は強い。

 そこで本誌は、独自のアンケート調査を実施。2023年に放送されたテレビドラマでもっとも「おもしろくなかった」「がっかりした」のはどれかを、全国のテレビ好きの20代から50代の女性500人にきいた。対象としたのは、話題となりながらも、評判が芳しくなかった12作品。

 では、「2023年がっかりドラマ」トップ5から見ていこう。

【第5位】37票『大病院占拠』(主演・櫻井翔 日本テレビ系 1月〜)

 5位には同票数で2作品が並んだ。「がっかり」の理由は?
「櫻井君はじめ、出演者がみんな演技下手すぎ。学芸会レベル」(20代・会社員・愛知県)
「櫻井くん、あんまり運動神経よくないのに、なんであんな役をやらすのか。登場人物もやたら多くて、なんだかよくわからなかった」(50代・派遣社員・千葉県)
「あのCGのクオリティはちょっと…。最近の視聴者は目が肥えているので」(20代・アルバイト・宮城県)

 2024年1月からは再び櫻井翔主演で続編の『×××占拠』(仮題)が放送されるが、どうなることやら。

【第5位】37票『夕暮れに、手をつなぐ』(主演・広瀬すず TBS系 1月〜)

「地元だけに、九州出身者の描写に嫌悪感を感じてしまった。なんか九州がバカにされてる感じがしたので」(30代・主婦・福岡県)
「永瀬廉が好きなので期待して観たが、あまりにも話が詰まらなくて途中で脱退」(30代・主婦・東京都)

【第4位】42票『パリピ孔明』(主演・向井理 フジテレビ系 9月〜)

「アニメが超面白くて実写も期待したが、残念ながらイメージが崩れてしまった」(30代・会社員・香川県)
「アニメがよかっただけに、『これじゃない』感が強すぎた」(40代・会社員・奈良県)

 同様の意見がほとんどでした。

【第3位】49票『真夏のシンデレラ』(主演・森七菜 フジテレビ系 7月〜)

「あまりにもベタな展開で、まったくキュンキュンしなかった」(20代・主婦・東京都)
「ヒロインの子が芋っぽすぎる。どの層に向けて作ったのか教えて欲しい」(20代・会社員・神奈川県)

 視聴率は「フジ月9」枠の歴代ワーストを記録する爆死ぶりだった。

【第2位】90票『どうする家康』(主演・松本潤 NHK 1月〜)

「やっぱり松潤に家康は無理だったみたい。あまりに重厚感が足りない」(30代・パート・静岡県)
「大河ドラマは好きだか、今回はあまりに奇をてらい過ぎでは。脚本の問題でしょう。前回の鎌倉殿がよかっただけに残念」(30代・無職・秋田県)
「松本くん大好きです。でも、イメージが違い過ぎます。やるべきじゃなかったな……」(50代・公務員・長野県)

【第1位】130票『ONE DAY〜聖夜のから騒ぎ〜』(主演・二宮和也 フジテレビ系 10月〜)

「3つのストーリーが展開していくが、複雑すぎて気楽に楽しめない」(20代・派遣社員・東京都)
「映画にするときっと面白いんだと思う。でもドラマだと間延びする。せっかくいい俳優を揃えたのに残念」(30代・主婦・大阪府)
「放送前の宣伝ではすごくおもしろそうだったので期待したが、始まってみるとがっかり。二宮の演技力も疑問」(20代・会社員・愛知県)

 なんと、トップ5に櫻井、松潤、二宮と3人の「嵐」主演作品がランクインしてしまった。『ONE DAY』の世帯平均視聴率は、12月11日放送の第10話までの平均で5.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区。以下同)。「フジ月9」歴代の最低視聴率を記録した『真夏のシンデレラ』の5.7%を下回ることが確実だ。

 第7位以下は、次のとおり。
【第7位】28票『風間公親-教場0-』(主演・木村拓哉 フジテレビ系 4月〜)
【第7位】28票『フェルマーの料理』(主演・高橋文哉 TBS系 10月〜)
【第9位】23票『トリリオンゲーム』(主演・目黒蓮 TBS系 7月〜)
【第10位】14票『それってパクリじゃないですか?』(主演・芳根京子 日本テレビ系 4月〜)
【第11位】13票『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』(主演・松岡茉優 日本テレビ系 7月〜)
【第12位】9票『だが、情熱はある』(主演・郄橋海人、森本慎太郎 日本テレビ系 4月〜)