「抱きたいくらい姫はみんなかわいかった」“お騒がせ俳優”山本裕典ホストになって大バズリ! 過去に寝た女性がリアル来店するまさかの展開に…

度重なる女性スキャンダルなどで2017年に事務所を“クビ”になった山本裕典。その後、バーの経営を経て俳優復帰するも、名前を聞くのは新型コロナ禍でパチンコへ行ったり、出演舞台でクラスターが起きたりと、ネガティブなことばかり。そんななか、ABEMAのバラエティ番組『愛のハイエナ』の「山本裕典ホストになる」(2023年7月~11月配信)という企画が話題に。これを機に再ブレイクなるか? 本人を直撃した。

ホストなんて超イージーだと思ってた

山本裕典ホストになる」は山本裕典が新宿のホストクラブに入店し、ナンバー1を目指すドキュメンタリー企画。ホストとして悪戦苦闘し、年下のライバルホストに煽られれば「殺すよ、あのクソガキども」とブチギレたり、ストレスがたまるたびにタバコを吸いにいく姿がスタジオの爆笑を誘ったりと、“人間・山本裕典”が垣間見られるとして大好評のうちに企画は終了した。

今回は、改めてそのホスト体験を振り返ってもらった。

――どのような経緯でホスト企画に出演することになったのですか?

山本裕典(以下、同) 当初は「夜中2時に山本裕典なら何人女の子を呼べるか」って企画のオファーでした。でも、「叩かれそうだからヤダ」と断って、代わりに提案されたのが「山本裕典ホストになる」だったんです。

タバコをくゆらせながらインタビューに応じる山本裕典

――ホストを提案されたときは乗り気でした?

「バカにしてるのか⁉」って思った(笑)。文句を言うつもりで打ち合わせに行ったら、スタッフが目を輝かせながら「ホストとして成長する様をドキュメンタリーとして撮りたいんです!」と熱弁するもんだから、その気持ちに応えたくなって。

――番組の冒頭では自信満々でしたが、ホストは楽勝だと思ってました?

クソ思ったよ! 女性経験には自信があるから超イージーだろうと。なんなら「(新人の月間売上目標)100万円とか、俺なら日益(1日の売上)でしょ!」って感じでした。

「アフターに行かせてくれ」とスタッフに懇願

――ところが初日の売上は0円。2日目も思ったより伸ばせず、年下ホストに「生半可で来てるんだったら、さっさと帰ってほしい」とか、お店のプロデューサーの“軍神”こと心湊一希氏から「このまま負けましたで終わるのか」など厳しい言葉をもらっていました。

本当は単発の企画だったはずなんです。でも、その悔しさから「(俺がナンバー1になるまで)ABEMAは最後まで責任持てよ!」って、結局、6日間出勤することになっちゃいました。

ま、そのときはめちゃくちゃ酔っぱらってて、記憶なんて全然ないんですけど(笑)。

――しかし、その後も売上を伸ばすために苦労してましたね。

スタッフさんが営業中にも「休憩しますか?」なんて言ってくれてたんですけど、「いらない。この休憩中に姫(客)が逃げたらどうすんの!」ってもう必死でした。

年下ホストとか姫が煽ってくるから、酔っぱらってるしこっちも熱くなって「殺すよ、あのクソガキども」って裏で言ってるのをしっかり撮られてて。

もちろん売れない自分にもムカついてましたが。

――ホストの洗礼を受けたと。

番組の企画ということで、連絡先が交換できない、アフターに行けない、って縛りがあるのは不利でしたね。それができたら応援してくれる姫が増える自信はあったから、「アフターをやらせてくれ」ってずっとスタッフに頼んでたんです。

企画の終盤にようやく、カメラありでアフターをさせてもらったら、やっぱり売上を伸ばせたから、もっとやりたかったですね。

昔、関係を持った姫登場でしどろもどろに

――アフターって言ったら枕営業のイメージがありますが……。

バラエティ番組だし、ファンもいますから、そこまではできませんけどね。まぁ、週刊誌にさんざん撮られてるし、僕のコアなファンはメンタル強いから大丈夫かもしれませんが(笑)。

――もしもカメラがまわってなかったら……?

姫たちは、みんなプライベートで関係を持っていいと思えるほどかわいかったですよ。でも彼女たちは案外そういうのを求めてなくて、非日常を味わいに来てるんですよ。

ラウンジにいそうなレベルの子が来たら、逆にホストのほうが仕事と思えないくらい本気で口説いてたりして、おもしろい世界でしたよ。

――配信第7弾では、「昔、エッチしたことがある」という姫が来店して、完全にしどろもどろになってましたね(笑)。

本当に仕込みじゃないですよ。最初に向こうからそう告白されたときはカメラが拾ってなかったんで、隠そうと思いましたもん。でもここで隠したら、また“いい子ちゃん”を気取ってた昔に逆戻りだなと。

――タバコを吸う姿や酔って暴言を吐く姿も、ドラマにたくさん出ていたころからは想像ができませんものね。

あれがありのままの僕ですけどね。でも若いころに同じことをやったら絶対に受け入れられなかった。

昔は女の子と歩いてたりタバコを吸うだけで悪く言われるから、プライベートと真逆の自分を表現しちゃってましたね。

女遊びを肯定するわけじゃないけど、僕はそこは一生変えられないと思う。そんな自分をみんなが、よくも悪くもおもしろがってくれたので、仕事的には追い風になっていると思います。

――だから昔、関係を持った人も隠さずに。

話を聞いたら、よく行ってたラウンジで働いてた子でしたわ。いつの子なんだろ? 今の僕の家を知ってたから……3年以内かな。

――全然昔じゃない!(笑)

それなのに思い出せないなんて男としてダメですね。そりゃ女性にも(週刊誌にネタを)売られて世間からも叩かれますわ(笑)。

取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

撮影/村上庄吾