iOS 17で追加された新機能の「NameDrop」。しかし、米・オハイオ州の地元警察は、子どもを持つ保護者に同機能をオフにするよう呼びかけています。「子どもの安全を保つため」とのことです。

↑個人情報の交換は簡単だからこそ要注意(画像提供/Apple/YouTube)

 

NameDropは、ユーザーがiPhone同士を近づけることで、電話番号や写真を含む連絡先を簡単に交換できる機能。初期状態ではオンに設定されており、ほとんどのiPhoneで有効になっていると思われます。

 

オハイオ州ミドルトン警察署は保護者に対して「お子さまの安全を守るため、お子さまのスマートフォンでこれらの設定を変更すること(オフにする)をお忘れなく」とフェイスブックで警告を発しています。NameDropを悪用して個人情報を引き出そうとする、見知らぬ大人から子供たちを守ろうとしているようです。

 

NameDropを無効にする方法は、「設定」アプリから>一般>AirDropの順番にタップ。そして「デバイス同士を近づける」のトグルスイッチをオフにします。地元警察の投稿には「この新機能を知らなかった、ありがとう。さっそくオフにしたよ」などのコメントが多数付いています。

 

もっとも、一部のiPhoneユーザーからは、この機能はユーザーによる操作が必要であり、自動的に個人情報を交換するわけではないとの指摘もあります。

 

その点はアップル公式の動画でも説明されており、2台のiPhoneを近づけると、画面上には「受信のみ」と「共有」のボタンが出現。そこで「共有」ボタンをタップ、最後に「完了」ボタンを押したときだけ、相手に自分の連絡先が渡されるという仕組みです。

 

それでも、非常に簡単な操作には違いありません。子どもたちの安全を守るには、なるべくNameDrop機能をオフにしておくほうが良さそうです。

 

Source:Facebook
via:PhoneArena