【リニア】全線開業で“新幹線増加” との国試算に… 富士市長「大きなメリットがある」と期待寄せる
国が示したリニア新幹線の全線開業後の“経済効果”について、静岡・富士市長は「大きなメリットがある」と期待を寄せました。
11月1日、山梨県にある実験施設で行なわれたリニア新幹線の体験乗車会。今回、公開された改良型車両には、新しく座席の天井部分に、目的地などを映し出す「車内プロジェクション」が搭載されていました。
営業運転に向けた試験が続く中、10月、国交省はリニアが全線開業した際、静岡県への経済効果が10年間で1679億円になり、県内の新幹線の停車回数も1.5倍に増えるとの調査結果を発表しました。この結果を受け「新富士駅」がある富士市の小長井市長は、2日…。
「(新富士駅は)品川から1時間弱で着く。立地的な優位性を持っているので、企業の進出も非常に多い」「首都圏の企業の本社機能なども、こっちの方にも誘致するという国の考え方もあるので、受け皿にもなってくる」
“通勤の利便性”や“観光客の増加”についても「大きなメリットがある」とした一方、ダイヤの見直しの時期については、“全線開通のタイミングではなく、名古屋駅までの開業時に見直してほしい”と話しました。