ようやくWindows 11に「タスクバーボタンを結合しない設定」が追加される
Microsoftは2023年9月26日にリリースしたWindows 11の大型アップデート「23H2」で、長らく待望されていた「タスクバーボタンを結合しない設定」をついに有効化しました。
Windows 11's new ‘Never Combine’ icons feature is almost usable
https://www.bleepingcomputer.com/news/microsoft/windows-11s-new-never-combine-icons-feature-is-almost-usable/
2021年にリリースされたWindows 11では、従来のWindows 10からデザインや機能などさまざまな点で変更が加えられていますが、中には「前のままの方がよかった」と思われている変更点も多々あります。そのうちのひとつが、「同じソフトウェアを複数のウィンドウで開いている場合、タスクバーのボタンが勝手に結合されてしまう」という点です。
複数のウィンドウを1つのボタンにまとめることは、タスクバーをすっきりとした見た目にするというメリットもあります。しかし、開いているウィンドウの内訳がわからないと、開きたいウィンドウを選ぶ際に手間取ってしまうこともあるため、一部の人々はタスクバーボタンを結合しないオプションがほしいと長らく訴えてきました。
MicrosoftのフォーラムであるMicrosoft Tech Communityには、2021年の時点で「How to enable 'Never Combine taskbar buttons'. Windows 11?(『タスクバーボタンを組み合わせない』をWindows 11で有効にする方法は?)」という投稿があり、記事作成時点で170万回も閲覧されています。
長らく待望されながらも2年以上放置されていた「タスクバーの結合を解除する設定」は、2023年5月にWindows Insider Programでリリースされたベータ版で有効化されました。そして2023年9月の大型アップデート「23H2」で、ついに一般ユーザーにもタスクバーの結合を解除する設定が公開されました。
これまで、Windows 11では以下のように勝手にタスクバーボタンが結合され、カーソルを合わせないとウィンドウの内訳がわかりませんでした。
今回の新たなアップデートで、「設定」→「個人用設定」→「タスクバー」からタスクバーの結合オプションが選択可能となり、以下のようにタスクバーボタンを結合しないで表示させることができるようになりました。
ところがBleepingComputerは、タスクバーの結合を解除すると各ボタンの横にウィンドウのタイトル(ラベル)が表示され、タスクバーの幅が圧迫されてしまう点に不満があると指摘。タスクバーのラベルを非表示にするオプションも追加してほしいと主張しました。
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• Discord | "タスクバーは上下左右どこに置きたい?" | GIGAZINE(ギガジン)
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