長生きするのも悪くない。100歳まで働けて、地域の人とつながれる「元気の源です」

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2030年までに、持続可能でよりよい世界を目指す国際目標「SDGs」。

テレビ朝日の番組『しあわせのたね。』 では、さまざまな課題に取り組み、くらしを未来へ紡ぐ“はじめの一歩”を実践する人たちを紹介している。

今回取り上げるのは、シニアの“はたらく”をサポートする「BABA lub」 代表の桑原静さん。

桑原さん:「BABA Labではシニアの“働く”や“学ぶ”をサポートしています。ここは100歳まで働けて、地域の人とつながれる場です」

さいたま市に工房を構えるBABA Lab。この日は、10代から90代の7名が集まり、布草履などを作っていた。

スタッフの子どもと一緒にブローチを作っていたのは、桑原さんの祖母・絹子さん、なんと94歳!

絹子さん:「元気の源です」

布草履は地元のイベントなどで販売。その利益はおばあちゃんたちへ支払われている。

◆シニアに活躍の場所を

桑原さんがこの活動をはじめたきっかけは、おばあちゃん子だった子どものころの体験だった。

桑原さん:「学生時代おばあちゃんと一緒に住んでいて、こんなに元気でいろいろなことができるのに、地域で働いたり、活躍できる場所ってないんだなと思っていました。自分もいつか年を取った時にどういうふうに地域で暮らしていくのか、どういう生き方をしていくのか、昔から興味がありました」

高齢者がいつまでもいきいきと過ごせる社会を目指している桑原さん。彼女が未来に叶えたい夢は?

桑原さん:「自分もあと20年ぐらいで(シニア)ですから、デイサービスとか面白くなっていたらいいなとか、中学校にもシニアが毎日通ったら面白いなとか考えています。今あるものをみんなで楽しく未来のために改善していく、そんなことを行政や企業に提案してきたいです」

なお、次回9月23日(土)放送の『しあわせのたね。』では、各地のため池などを活用して発電事業を行っている企業を紹介する。